レビュー
ニコン初のフリーアングル液晶付きデジタル一眼――「D5000」(2/4 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
秒4コマ連写と心地よい操作感
ファインダーによる通常撮影での操作感は、スピーディで快適だ。起動やレリーズタイムラグ、AFスピードにストレスはなく、心地よい撮影ができる。レリーズ時の音と振動が比較的小さいのも好印象だ。また、秒間4コマの連写は、D90の秒間4.5コマには及ばないものの、エントリー機としては高速の部類に入る。ファインダーは、視野率95%で倍率0.78倍のペンタミラー式を採用。特に広視野とはいえないが、実用十分の視認性がある。
撮影モードは、オートからマニュアルまでの13モードをダイヤル操作で選択でき、ダイヤルを「SCENE」の位置に合わせると、さらに13種類のシーンモードを選べる。シーンには、明るめの露出で撮れる「ハイキー」や暗めで撮れる「ローキー」、植物撮影に適した「桜」や「紅葉」など、従来機にはなかった新シーンが追加されている。
各種機能の操作性については、最近の同社エントリー製品と共通のものを採用する。すなわち、グリップ部のコマンドダイヤルで絞りやシャッター速度の選択を行い、上部の露出補正ボタンを併用することで、露出補正ができる。また、背面のマルチセレクターでは、11点のAF測距点のダイレクト選択や、再生時のコマ送り、メニュー選択などが行える。
感度やホワイトバランス、レリーズモード、記録画素数などを変更する場合は、背面左下の「インフォ設定ボタン」を押してから、液晶画面を見ながらマルチセレクターとOKボタンを使って設定する。中級機以上とは異なり、これらの設定をダイレクトに変更できない点は中級ユーザー以上には少々まどろっこいが、ビギナーにはむしろ分かりやすいのかもしれない。
一方で、MENUボタンを押して表示されるメニュー画面の内容は非常に多彩で、カメラの状態や撮影設定を細かくカスタマイズできる。たとえば、暗所でISO感度が自動アップする「感度自動制御」や、自動制御が働くシャッター速度の限界値や感度の上限を設定できたり、レンズゆがみの自動補正、ファインダー内の格子線表示、Fnボタンへの機能の割り当て、コマンドダイヤルの回転方向などを設定できる。
これらの詳細設定は、取扱説明書を読まない限り、初めてのニコンユーザーにとっては戸惑う部分もあるだろう。ただ、もちろんデフォルトのままで使っても特に問題はないので、少しずつ把握していけばいい。まったくビギナー向けというよりは、初級から中級へとステップアップしたい人に適した懐の深さといえる。
静音モードやハイビジョン動画モードに対応
ユニークな撮影機能として、レリーズモードのひとつとして「静音撮影モード」に新対応した。これは、撮影時のミラー駆動やシャッターチャージの動作を遅くした上で、レリーズした後、指を離すまではミラー駆動などの次の動作を行わないようにする仕掛けだ。通常モードに比べて、撮影時の駆動音が小さくなり、音が気になるシーンで役立つ。
また、カメラ内で画像を編集する機能が豊富にそろっている。従来機から継承した、暗部を明るく補正する「D-ライティング」や赤目補正、モノトーン、ファイルター効果、カラーカスタマイズ、画像合成のほか、被写体の輪郭を抽出して線画風に変換する「塗り絵」や、遠近感による歪みを補正する「アオリ効果」などが用意される。効果は作例を見て欲しい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
8
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
9
有識者はGoogleやX、Meta、ドワンゴを名指しで批判……総務省、偽広告や誹謗中傷に発信・拡散前の対策求める
-
10
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR