冬ボで買いたいイヤフォン&ヘッドフォン総チェック(4/5 ページ)
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オーバーヘッド型はヘッドフォンのなかでもっともスタンダードなスタイルといえるタイプ。外部にはあまり音が漏れない密閉型と、振動板の背圧を外に逃して音質を整えるオープンエアー型という、2つの形式が存在する(据え置き型スピーカーでいうところのシールドとバスレフに近いニュアンスにとらえてもらえばいい)。オープンエアー型は構成上かなりの音漏れが生じるため、室内用と考えていいだろう。
音色傾向としては、大きく分けると音楽性を豊かに表現しようとするオーディオタイプと、原音を忠実に再現しようとするモニタータイプの2つ分かれている。価格帯は、カナルタイプに比べて少々上にシフトする傾向にあるが、その分、耐久性は格段によい。金額をあまり気にせず、長く使い続ける上質な製品を求めるのが賢い選択だ。
オーバーヘッド型ヘッドフォン――実売1万円以下クラス
ATH-WS70(オーディオテクニカ)
製品特徴:ダブルチャンバーメカニズム/精密切削アルミニウムハウジング/高密閉性イヤパッドの3つから成り立つ「ソリッドベースシステム」によって豊かな低域表現能力を獲得。この価格帯としては望外の削り出しアルミハウジングは、スピンカット処理で上質なイメージを演出している。スイベル機構によって持ち運びもスマートだ。
音の特徴:低域の聴かせ方が絶妙。量感を保ちつつもドンシャリにはせず、最低域への伸びが良いため、現代音楽だけでなくジャズ/クラシック系も充分楽しめる。解像度感はそれほど高くないため、さすがにフルオーケストラとなると少々厳しいが、小編成であれば十分に楽しめる。
オーバーヘッド型ヘッドフォン――実売3万円以上
BOSE around-ear headphones TriPort (ボーズ)
製品特徴:140グラムという軽量ボディと柔軟性の高いパッドによって、快適な付け心地と高い遮音性を両立している。サウンド面では、単なる単体の物理特性を求めるのではなく、心理音響学に基づいたチューニングを実施。音楽を聴いた人間が「心地よい」と感じる音を獲得しつつ、ヘッドフォンとは思えない空間的広がりも実現している。
音の特徴:まさにボーズサウンドと呼ぶべき独特のキャラクターを持つ。低音がしっかりと鳴り響き、男性ボーカルやギターなども明瞭(めいりょう)で耳に良く届く。時に苦手な曲調も露呈するが、聴かせどころのツボを心得た見事さはボーズの面目躍如といったところ。聴き疲れのなさといい、多くの人が満足できる優等生だ。
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