レビュー
新発想CCDによるスピーディなAF――富士フイルム「FinePix F300EXR」(3/4 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
ワイドにもテレにも強い光学15倍ズーム
撮像素子は、有効1200万画素の1/2型スーパーCCDハニカムEXRを搭載する。従来機FiePix F200EXRのCCDに比べた場合、画素数は同じだが、CCDのサイズが少し小さくなった。スライド式レンズシャッターを備えた「FinePix Z800EXR」と同等のスペックだ。初期設定の画質は、色の誇張を抑えたナチュラルな発色で、階調の再現性も良好だと感じる。フィルムシミュレーション機能によって、発色や階調の傾向を切り替えることも可能だ。
一方で画像の細部再現力には不満が残る。細部のシャープネスは高められているが、ノイズ低減などのデジタル処理によってディテールが損なわれ、パソコンのディスプレイ上で画像を大きく表示すると、シーンによってはまるで作られた絵のような印象を受ける。小さな撮像素子ながら高画素を実現したデジカメには同様の傾向があり、本機が特に劣るわけではないが、写真好きの中級以上のユーザーも意識した看板モデルであれば、もう少し頑張ってほしかったと思う。
感度は、ISO100~12800に対応し、ISO3200では600万画素相当、ISO6400~12800では300相当での記録となる。ISO800あたりからノイズが目立つので、画質重視ならISO100~400くらいの範囲で使うのがおすすめだ。明るさに応じて自動的に感度アップするオートISO機能は、上限をISO400、ISO800、ISO1600の3つから選べるようになっている。
トータルとしては、スピーディな位相差AF「瞬速フォーカス」を筆頭に、パノラマ機能やぼかしコントロール機能、ペット検出など最新技術を集約したカメラに仕上がっている。しかも、レンズは広角にも望遠にも強い光学15倍ズームで、ボディはスタイリッシュな薄型軽量スタイルである。
個人的には、ここまで欲張って詰め込まなくても、ズームはもっと低倍率で構わないので、CCDサイズが大きなモデルや、レンズの開放値が明るいモデルを見てみたいと思うが、そんなのはマニアックすぎてFinePixらしくないだろうか。FinePix F300EXRは、多機能を満喫したい人におすすめだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
4
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
8
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR