カールツァイスのメガネ型3Dディスプレイ「シネマイザー・プラス」を試す(1/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
各社から3Dテレビが発表され、かつてないほど“3D立体視”に熱い視線が注がれる中、ちょっと興味をそそられるガジェットがシネックスから発売された。光学メーカーとして知られる独カールツァイスが作った3Dアイウェア「cinemizer plus」(シネマイザー・プラス)だ。
見た目は、ちょっと奥行きの長いサングラスといったところ。メガネの内側に、VGA解像度の液晶パネルを搭載しており、左右の映像を個別に表示して視差を生む仕組みだ。2Dの動画についても左右の液晶パネルに同じ絵を表示することで対応可能。同社では「2メートル離れた場所に45インチの大画面があるような迫力」としている。また、メガネのつるの部分には可動式のスピーカーを備えており、これ1台で映像と音楽を再生できる。
iPod/iPhoneとの組み合わせを前提にしている点もユニークだ。シネマイザー・プラスは、メガネ本体とインタフェースユニットの2ピース構成で、その間を有線でつないでいる。入力端子はドックコネクターとUSB、そして3極ミニジャックのアナログビデオ入力(ミニジャック1本で映像とステレオ音声を伝送できる)。ドックコネクターを使用する場合は、iPod/iPhoneのモデルごとに用意されたアダプターを背面に取り付け、インタフェースユニットの上をスライドさせるようにしてドッキングさせると、しっかりと固定できる。
3Dコンテンツは、サイド・バイ・サイド方式に対応している。サイド・バイ・サイドとは、1画面の中に横方向を半分に圧縮した右目用と左目用の画像を同居させるもので、画質的には水平方向の解像度が半分になってしまうが、チューナーや録画機を買い替える必要がないため、デジタル放送やVOD(ビデオ・オン・デマンド)ではスタンダードになっている。
一方、HDMI伝送が前提となるBlu-ray 3Dや「プレイステーション3」の3D立体視ゲーム(フレームパッキング)には対応できない。ただし、一部のグラビアBDなどにはサイド・バイ・サイド収録のものが存在するほか、ユービーアイソフトの「アバター THE GAME」のように、サイド・バイ・サイド出力に対応したゲームタイトルの例もある。これらはシネマイザー・プラスでも楽しめるはずだ(解像度はSDになる)。
では、実際の映像を見てみよう。まず、アナログ外部入力(接続ケーブルはオプション)を使い、BS11で放送された「3D紀行 江ノ電で巡る湘南・鎌倉」を試聴する。液晶パネルはVGAのため、文字などは一定以上の大きさがないと読みにくいものの、画面は意外なほど明るく、ストレスの少ない3D映像を見ることができた。
考えてみれば、シネマイザー・プラスは2つの液晶パネルを両方の目で直視するだけで、3Dテレビのように右目用と左目用の映像を交互に表示したり、クロストーク対策で明るさを犠牲にするといった必要がない。もちろん液晶シャッターも不要で、3Dを見せるデバイスとしては構造的にとてもシンプルだ。これが、明るく自然な立体視を可能にした要因だろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
くら寿司、「ちいかわ」コラボ中止 従業員による不正行為判明で
-
2
「スーパーリアル麻雀 VR」でゲーセン通いの日々を思い出したマンガ家、ご褒美シーンの“限界突破“に驚愕
-
3
OpenAI、休眠サイトへの自社AIエージェント書き込みを認め、非公表の理由を説明
-
4
配布前の「ちいかわ」グッズがメルカリに? くら寿司コラボ第2弾、初日から“内部犯”の臆測呼ぶ 第1弾に続き
-
5
SEGAそっくりのロゴで「MAGA」――トランプ政権公開のWebゲームが物議 移民送還などを題材に 【追記あり】
-
6
RIZAP社員、私用AIに顧客の個人情報入力 氏名や疾患、保険証番号など……同社が謝罪
-
7
ダークチョコ(カカオ85%)を毎日3週間食べる→ネガティブ感情が減少 70%では変化なし 韓国での研究結果
-
8
OpenAIのAIエージェント、休眠サイトを掲示板化してタスク回答を共有か 研究団体が報告書公開
-
9
X、プロフィールのポストをいいね順に並べ替え可能に
-
10
ティム・クック氏、Apple CEOとしての最後の日にメッセージ 「一生に一度の特権だった」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR