全機種Blu-ray 3DとBDXL対応
ソニーの“新世代”Blu-ray Discレコーダー詳報(2/2 ページ)
もう1つ、新しいAVCエンコーダーの大きなメリットは、さまざまな並行動作を可能にしたことだ。冒頭で触れたように、従来機にあった「録画1」「録画2」の概念はなくなり、2番組同時の長時間録画中であってもBlu-ray 3Dを含むBD-ROM再生や追いかけ再生/早見再生、高速ダビングなどを行えるなど、録画に関する制約を大幅に減らしている。また、自動チャプター機能「おまかせチャプター」や「おでかけ転送」用のファイル作成に関しても、長時間録画中の両方の番組で行えるという。
「従来は、録画1が動くとBD-ROM再生が止まったり、録画2が動いていると高速ダビングが行えないなど、いくつもの制約があった。新製品では、ユーザーが指示しなくても同じ時間帯の録画は別チューナー(録画ユニット)に割り振る。また、x-おまかせ・まる録でも録画ユニットは決め打ちにせず、空いているほうで録画する」(同社)。
番組表はフルハイビジョン表示となり、興味のあるジャンルや好きなタレントの名前などを登録しておくと関連番組だけを集めた番組表を自動作成する「My!番組表」などが追加されている。また、録画したい番組の放送日や時間帯などを選択していくと、候補の番組を絞りながら表示する「日時指定検索予約」は、VHSデッキに似た操作で録画予約が行える機能だ。録画予約の件数は130件に増えた。
映像処理回路「CREAS3」にも新しい機能が追加されている。例えば、接続するディスプレイや表示する素材に応じて画質を調整する「おまかせ画質モード」。液晶やプラズマ、有機ELといっモニターの種類と画質モードをユーザーが選択できる。また8つのシチュエーションに合わせて“こだわりのチューン”を施したプリセットモードを選べる「おすすめ画質プリセット」やBD-ROM再生時だけの専用画質設定も用意した。
上位モデルの「BDZ-AX1000」「BDZ-AX2000」だけに搭載されたのが、新開発の映像処理回路「CREAS Pro」だ。内部処理を従来の14bitから16bitへ拡張。スムージングや色補正、クロマアップサンプリングといった機能の精度を高め、超解像技術やコントラスト調整といった機能を加えた。これらの処理は、すべて3D表示にも有効だという。
上位2モデルだけの機能としては、ほかにフロントパネル内に設けられたメモリー/SDカードスロット、HDV/DV端子、そしてリアパネルのHDMI2系統出力がある。HDMI出力は、映像と音声のセパレート出力をサポート。音声出力の品位を高めるとともに、例えば3D映像信号のパススルーに対応していないAVアンプを使用している人でも、映像出力に3Dテレビ、音声出力にAVアンプを接続するといった使い方ができる。
スマートフォンからリモート録画予約や録画番組の整理が行える機能も用意した。ヴィジョンアーツがβ版サービスとして試験公開中のWebアプリケーション「Chan-Toru」(チャントル)を使うと、「Xperia」や「iPhone」といったスマートフォンやPCから各種操作が可能になる。なお、Chan-Toruは同社製レコーダーの一部過去モデルでも利用できる。詳細はソニーの「体験空間」で確認してほしい。
ソニーでは、銀座のショールーム、大阪と名古屋のソニーストアで8月27日から「BDZ-AX2000」「BDZ-AT700」「BDZ-AT300S」の3機種を先行展示する予定だ。
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