日本上陸
リアスピーカーの設置に困ったら? サラウンドに特化したワイヤレス技術「SUMMIT wireless」(2/2 ページ)
超音波で位置を測定
SUMMIT wirelessのシステムでは、送出側をマスター、受信側のスピーカーをスレーブと位置づけている。マスターは、HDMI入力やHDオーディオのデコーダーを備えたスリムな筐体で、デコードした8chの音声データをストリーミングで送出する。スレーブのスピーカーにそれぞれアンプを内蔵する仕組みのため、マスター側にAVアンプのような大きな筐体は必要ない。コンパクトさを生かしてサウンドバーに内蔵したり、あるいはテレビそのものに組み込むことも可能だ。
無線では常時8ch分のデータが送出されているため、アップグレードも容易。例えば当初は2.1chシステムを購入して、拡張したくなったらリアスピーカーを追加して5.1chにすればいい。5.1chから7.1chへの拡張も可能だ。
超音波で自動設定
スピーカーのセットアップは手軽だ。実はSUMMIT wireless対応スレーブ(アクティブスピーカー)は、フロントバッフルに超音波の発信器を備えており、49Hz/102dBという「人には聞こえないけれど強い超音波」(同氏)でマスターとの正確な距離や向きを測る。各スレーブの場所を把握したマスターは、それぞれのスレーブに適切なディレイタイムを設定して音場を形成する。同社はこの機能を「SpeakerFinder」と呼ぶ。
また付属のリモコンにも超音波の発信器が組み込まれており、「MyZone」と書かれたボタンを押すと、リモコン(視聴者)の位置を計測して定位する場所を移す。「測定時の誤差は±25ミリと精度が高く、また設定に要する時間もわずか2秒」(同氏)。実際にデモ機で試してみると、対応できるエリアの広さは特筆もの。室内の端から端へ移動しても、MyZoneボタン1つで音場がしっかりと追従してくることが確認できた。
サミットでは、世界中のオーディオメーカーにこの技術のライセンスと基幹部品のOEM供給を行っており、今月末には米Aperion Audioから初の対応システムが発売される予定だ。また今回デモシステムとして使用したインドネシアSinarbaja製のホームシアターシステムも製品化を前提としたもの。気になる国内メーカーについては、「いくつものメーカーと話をしている。近い将来、国内メーカーからも対応製品が発売される見込みだ」(ウィリス氏)と話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR