携帯性と利便性に優れた小型軽量ミラーレス――オリンパス「E-PL3」(1/3 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
高品位な薄型メタルボディ
オリンパス「OLYMPUS PEN Lite」シリーズは、上位の「OLYMPUS PEN」シリーズに比べて機能や性能を少し抑えることで、より求めやすい価格を実現したエントリーユーザー向けのミラーレスカメラだ。2010年春に初代モデル「E-PL1」を発売した後、マイナーチェンジ機「E-PL1s」を経て、今年1月に第2弾の「E-PL2」を投入。そして、シリーズ第3弾となるのが今回登場した「E-PL3」である。
E-PL3のボディは、E-PL2に比べて体積比で約25%減、重量比で約17%減のコンパクト化を達成している。従来製品も一眼レフに比べるとかなり小型軽量だったといえるが、今回はさらにボディ全体が引き締まり、まるでコンパクトデジカメのような薄型軽量スタイルに生まれ変わった。外装はアルミ製の高品位な作り。ボディの質感や剛性感は、上位モデル「E-P3」と比べても遜色(そんしょく)ない。
無駄な意匠を省いたシンプルなデザインにも好印象を受ける。前面はレンズマウント部以外はフラットな形状で、ヘアライン処理を施した金属の素材感が引き立っている。グリップ部に突起は何もないが、標準ズームなどの小さなレンズを装着する限りは、ホールド感は特に問題はない。天面には、ホットシューやモードダイヤル、シャッターボタン、電源ボタンを配置。高く突き出たシャッターボタンの形状がユニークだ。
背面には、本モデルの最大の特徴である可動式液晶モニタを装備する。可動の角度は、上向きに最大80度まで、下向きに最大45度まで。左右方向には動かないため、カメラをタテ位置に構えた場合には可動は役に立たないが、ヨコ位置撮影に関しては、構図の自由度を広げる大きなメリットになる。
液晶には、3型46万ドットのハイパークリスタル液晶を採用。液晶の縦横比は16:9で、通常の4:3の画像は左右に空きが生じて、やや小さく表示される。上位機E-P3の3型61万ドットの有機ELに比べた場合、精細感とサイズ、発色、視野角のすべての面で見劣りするのは、価格差を考えれば仕方ないところ。ただ個人的には、液晶の表示精度の違い以上に、チルト可動式であることの利便性に魅力を感じた。
小型軽量化のために内蔵フラッシュを省略した点は賛否が分かれる部分だろう。小さな外部フラッシュ「FL-LM1」が標準付属するので、フラッシュ撮影をするにはこれは持ち歩く必要がある。
スピーディなAFレスポンス
電源ボタンを押すと、ほぼ瞬時に起動して液晶モニタが表示される。撮影モードは、フルオートに相当する「iAUTO」のほか、プログラムAEや絞り優先AE、シャッター優先AEなど全8モードに対応。天面のモードダイヤルを回して素早くモード選択ができる。
絞りやシャッター速度の切り替えには、背面のコントロールダイヤルを使用する。露出補正やAFエリア、ドライブモードについては十字ボタンを押してから、コントロールダイヤルで調整する。また、背面のOKボタンを押した場合には「ライブコントロール」と呼ばれる画面が表示され、ホワイトバランスやピクチャーモードなどの詳細機能を切り替えられるようになる。
十字ボタンの右と下、およびFnボタンと動画ボタンに関しては、割り当て機能の変更ができる。自分にとって使用頻度の高い機能を割り当てておくといいだろう。
AFは、上位機E-P3と同じく「FAST AF」システムに対応したことで、従来機に比べて測距スピードが大幅に短縮した。レンズキットに付属する標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」を使った場合、AFは静かつスピーディに作動し、スナップ撮影なら不満や不都合を感じることはほとんどない。ほかに「45mm F1.8」や「ED 9-18mm F4.0-5.6」、「ED 14-150mm F4.0-5.6」なども使用したが、いずれのレンズでもAFはてきぱきと快適に作動した。
AFエリアの数が11点から35点に増加したことや、グループエリアAFやフルタイムAF、瞳検出AFに対応したことはE-P3と同様だ。E-PL3はタッチパネルではないので、AFエリアの直感的な移動はできないが、それ以外のAF機能に大きな差は感じなかった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR