IFA 2011
着実に進歩する各社のスマートテレビ戦略(1)(3/5 ページ)
ソニーブースでは引き続きGoogle TVをフィーチャー、新型タブレットも
ソニーブースでは、同社が業界に先駆けてリリースした“Google TV”「Sony Internet TV」が引き続き全面プッシュされていた。
Google TVは、Googleを中心にIntelやソニーが集まって開発したスマートテレビプラットフォームの1つだが、残念ながら現在のところ成功したとは言い難い状況が続いている。理由はインタフェースの問題もさることながら、スマートテレビの特長の1つである「拡張性」の部分がスポイルされていたことも大きな原因だろう。Google TVはもともと「Android」をベースに開発され、Intelプロセッサを搭載したTV上でOSが動作する形態をとっている。そのため本来であればAndroid向けのアプリがそのまま動作するはずなのだが、アプリをダウンロードするための「Android Market」が提供されておらず、拡張性についてはGoogleが行っているシステムアップデートのみという状況が続いていた。
提供されている機能アプリも、「YouTube」や「Netflix」など比較的ベーシックなもので、サードパーティー製のアプリは利用できない。だが現在、GoogleではサードパーティがGoogle TV向けアプリを開発するための専用キットの提供を開始しており、間もなく登場するといわれる第2世代のGoogle TVではAndroid Marketを通してアプリの販売が可能になる。提供時期は今年2011年第4四半期とも来年2012年第1四半期ともいわれているが、これでGoogle TVがようやくスマートテレビとして本来の機能を発揮できるようになるだろう。そのため、ソニーにおけるGoogle TVも現時点では提供されていない「Android Market」と「アプリ」に関するものが中心で、「拡張可能なTVプラットフォーム」としての性格を前面に押し出している。もともとAndroid自体はオープンプラットフォームを標榜しており、この点がソニーのスマートテレビ戦略におけるユニークな点だといえるだろう。
またソニーではGoogle TV意外にも、国内で販売しているBRAVIA(インターネットTV)に近い製品の数々も展示している。こちらはパナソニックの戦略に近いもので、スマートフォンやタブレットと連携してリモコンやコンテンツ共有サーバとして利用する形態だ。ソニーエリクソン製スマートフォンを利用したり、あるいは先日発表されたばかりのSony Tablet S/Pを組み合わせた展示が行われていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「焼肉きんぐ」個人情報約1079万件が漏えい 公式アプリのシステムに不正アクセス ほぼ全会員分に相当
-
2
日経社員のGoogle Workspaceに不正ログイン 1646人分の個人情報漏えいか
-
3
大和証券、22万件情報漏えいか 顧客約11万人の口座番号も
-
4
ホワイトエッセンス、約105万アカウントの個人情報流出 8月発表の不正アクセス調査で判明
-
5
大阪公立大、システム障害で1週間近く休講に 出願期間中で入試にも影響
-
6
KAT-TUNの新曲がボカロ人気曲にそっくり? 作者「ショックすぎる」
-
7
韓国の銀行6行にサイバー攻撃 計2万5000人超の個人情報流出──AIエージェントを使った可能性も 現地報道
-
8
渋谷区でシステム障害、窓口業務を縮小 復旧の見通し立たず
-
9
個人向けGeminiのモデル選択が厳格化 無料ユーザーが使えるのは「Flash-Lite」のみに
-
10
パチンコ店の入場抽選アプリ「777CON-PASS」に不正アクセス 行動エリアやプロフ写真など流出か
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR