野村ケンジのぶらんにゅ~AV Review
見落としがちな基礎体力、「Sony Tablet S」の音に注目しよう(1/2 ページ)
ヘッドフォンからテレビ、ホームシアターまで、さまざまなジャンルの数多あるAV系新製品のなかから注目の新製品をピックアップし、いち早いレビューをお送りしていく「野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review」。今回はちょっと趣を変え、ソニータブレットのサウンドクオリティーにフォーカスしていこう。
音質が置き去りにされがちなタブレット事情
いまやタブレットは自身のスペックだけではなく、ユーザビリティーが大いに問われる時代となってきたのは皆さんもご承知の通り。電子書籍ビューアーとして扱いやすいものや、フルHD対応で映像コンテンツを存分に楽しめるもの、AV機器のコントローラーとして大いに活躍してくれるものなど、それぞれが個性を大いにアピールするようになった。ソニーの「Sony Tablet S」も、そんな製品の1つ。ユニークなデザインとともに、DLNA対応やアプリによるAV機器のコントロールなど、さまざまな使い方を提供してくれている。また、先日はAndroid OSの4.0へのアップデートを実施し、追加コストなしで最新の機能を利用できるようになった。
便利さや快適さが重要視され、実際かなり便利になっているタブレットだが、コスト面の問題もあってか、このごろは、CPUや画面解像度といったスペック以外の基礎体力的な部分は結構おざなりにされがちな印象もある。例えば音質がそう。iPadを参考にすればよく分かるのだが、画面はあれほど精密なのに、音質がそれに見合うものとは思えない。まるで、AirPlay以外での再生はしないでください、といわれているようだ。果たして、Sony Tabletも同じスタンスなのだろうか。というのが、今回の取材のきっかけである。
さて、まずはSony Tabletの概要について、音質にまつわる部分をメインに紹介していこう。Android OSを搭載、アプリをインストールすることでさまざまな機能持たせることができるSシリーズだが、音楽再生にはオリジナルの「ミュージックプレーヤー」が用意されている。同時に、「xLOUDテクノロジー」や「クリアフェーズテクノロジー」などの独自技術も搭載し、音質面においてかなり気をつかっている部分もうかがえる。また、DLNA対応スピーカーなどでの再生もスムーズに行えるよう操作系がひと工夫されており、使い勝手に関しては十分なレベルといえるだろう。また、先日スタートしたクラウド型音楽配信サービス「「Music Unlimited」(ミュージックアンリミテッド)への対応も、Sシリーズの魅力の1つとなってくるだろう。このように、音楽再生プレーヤーとしてもしっかりした配慮がなされている、というのがSシリーズの印象だ。
ただし、実機を実際に触ってみると、Sシリーズ独特の“クセ”のようなものがいくつか垣間見られるので注意が必要だ。例えば、ウォークマンなどで使う「Xアプリ」は使えず、楽曲の同期や管理はXperiaなどで利用できる「Media Go」を活用することになる。このあたりに、あくまでも通信系デバイスというカテゴリー分けが垣間見られる。もっとも、Android4.0のバージョンアップでSDカード内の楽曲も再生できるようになったため(以前はSDカードに楽曲を入れてそれを本体に転送する必要があった)、「Media Go」ソフトの用意されていないMacユーザーや、もっと手軽に再生したいという人は、こちらを活用するといいだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
野村ケンジのぶらんにゅ~AV Review
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR