野村ケンジのぶらんにゅ~AV Review
“聴き疲れしないイヤフォン”はどう進化した?――アルミボディーの「DM008P」を聴く(1/2 ページ)
大手スマートフォンメーカーにイヤフォンをOEM供給するなど、ダイナミック型ドライバーに関して高い実績を持つ「DynamicMotion」(ダイナミックモーション)が、初の自社ブランド製品「DM008」をデビューさせたのは2013年のこと。聴き心地の良い整ったサウンドや“L”、“R”の文字が大きくあしらわれたユニークなデザイン、さらにコストパフォーマンスの良さも手伝って、なかなかの注目株となっている。そんな好評さを受けてのことだろう、このたび、ニューモデルがラインアップに加わった。
新登場した「DM008P」は、既存モデルと同様、ダイナミック型ドライバーを搭載するカナル型イヤフォン。外観もほぼ同じで、円筒形のボディー背面に大きく“L”“R”の文字が入っているという、デザインコンセプトは変わらない。とはいえ、細かく見るとかなりの変更が行われているのが「DM008P」の特徴だ。まず筐体(きょうたい)は、「DM008」の樹脂+アルミカバーから、オールアルミボディーへと変更。大きく剛性を高めることで、音質劣化につながる不要な振動を徹底排除しているという。ドライバー口径は8ミリと変わらないが、クォリティー、パワー感ともに向上を図ったようだ。
このように、一見すると「DM008」のメタルカラーにも思える「DM008P」だが、単なるバリエーションモデルではなく、実は完全な上位に位置する“プレミアムモデル”となっているのが特徴だ。事実、価格も1万9800円と、価格帯的にも1つ上のクラスとなっている。
アルマイト処理が施されたアルミボディーは、ほんの少しブルーがかった、クリアが強調された落ち着きのある色合いが採用されている。LRの文字からケーブルに至る部分も、ブラックではなく濃いグレーを採用。その絶妙なカラーコーディネートによって、標準モデルに対してかなり上質なイメージとなった。いっぽう、ドライバーの口径が拡大しつつも、筐体サイズはほぼ変わらず。やや太めのノズル部分もそのままながら、比較的小柄な筐体のおかげもあってか、装着感はいたって軽快だ。
一方、付属品のほうはというと、音質重視、リモコンレスのカナル型イヤフォンということもあってか、収納ケースにイヤーチップ、ケーブルクリップのみという至ってシンプルな内容となっている。ただし、イヤーチップは2カラー×S/M/Lの3サイズに加えて、コンプライフォームも用意するという豊富なタイプを用意しているので、自分にぴったりのサイズを見つけるのは容易だ。
さて、肝心のサウンドはいかがなものだろう。標準モデルとも比較しつつ、試聴した。
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