「電卓の日」を前に電卓を知る(前編)
「計算機」と「小石」の関連は?! 電卓の日を前に電卓の資料館を訪ねてみた(2/5 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
計算具は携帯性重視の時代に
後の時代に、同じく中国から渡ってきたそろばんの語源は「算盤」。中国で「スアンパン」と読むことから音便化して「そろばん」になったといわれている。算木と算盤のセットに比べてはるかに携帯性の良いそろばんは、上段(天)に2つの珠、下段(地)に5つの珠がある中国版から形を変え、より珠の少なくて済む「天に1つ」「地に4つ」へ。また、珠の形もより使いやすいひし形へと変わっていった。合理性を求め、改良を重ねる日本人らしい道具の改変であるといえるが、このマインドはのちのちの計算機開発にも発揮されることになる。
日本人らしいといえば、持ち運びに便利なように折りたたみ式やロール式のそろばん、“一粒で二度おいしい”孫の手付きそろばんなども開発された。小さいもの、携帯性・実用性の高いもの、多機能なものが大好きな気質は今に始まったことではないらしい。
まるで定規のような「計算尺」も計算時に長く利用されていた。これは、英国の数学者ネピアが発見した対数を使って、乗算除算を加算減算に変換して計算するもの。細長いものだけでなく、円盤状、円筒状のものも製作されていた。特に日本製のヘンミ計算尺は使い勝手がよく、世界でもトップシェアを誇っていたという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR