STYLUS TG-860 Tough vs. COOLPIX AW130 夏のレジャーのお供にしたい防水デジカメ対決!(3/3 ページ)
カメラとしての使い勝手は
AW130はカメラボタンを押して撮影モードを切り替えねばならないのに対し、TG-860は撮影モードダイヤルを持っていてすぐに変更できる。またズームレバーも上面にあるTG-860の方が一般的なスマホの持ち方には適してる。
よりタフな環境ではAW130の方がよさげだ。グローブをつけていて細かな操作をしづらいとき、側面のアクションボタンを押してカメラを振るだけで撮影モードを選択したり再生したりできる。
マクロ撮影機能はどちらも強力だが、TG-860はダイヤルを回すとすぐ「スーパーマクロ」モードになるので便利。AW130はメニューを表示してそこから「クローズアップ」モードにする必要がある。
アウトドア系カメラはマクロ撮影に強いのだが、この2機種もすごい。AW130はクローズアップモード時、レンズ前1センチまで寄れる。広角端の24ミリ相当から標準域の56ミリ相当までレンズ前1センチの撮影が可能だ。
それより望遠だと、マクロは効かず、望遠端で50センチとなる。
TG-860はスーパーマクロモードだと広角端の21ミリ相当から標準域の49ミリ相当までレンズ前1センチの撮影に対応。
また通常の撮影モードでも望遠端(105ミリ相当)でレンズ前10センチまで寄れる。これは便利
画質はどうか。
レンガの一部分にスポットを当ててみた。
TG-860の方が周辺部の画質劣化が抑えられててがんばってる。
“アウトドアガジェット”のAW130とスマホ連携で楽しむTG-860
日常のカメラとしての使い勝手は撮影モードダイヤルを持っていたり、OKボタンで撮影メニューをすぐ呼び出せるTG-860の方がちょっと上かなと思う。側面にも三脚穴があり、縦位置での三脚据え付けが可能なのも面白い。
ただグローブを付けたような本格的なアウトドア体勢だと、側面のアクションボタンやボタン+カメラを振る(あるいは叩く)動作で撮影モードの選択や再生が行える点でAW130はよく考えられてる。
撮影機能ではほかにパノラマやインターバル撮影などトレンドの機能はどちらも搭載。
TG-860はさらに「スポーツカム」機能を持っているのが新しい点。ウェアラブルカメラとしてどこかに固定して撮り続けるときの機能だ。
最後はアウトドア仕様カメラの特徴であるGPSやWi-Fiの話をしよう。どちらもGPSとWi-Fiを搭載している。
AW130は「本体でそれらの機能を楽しむ」アウトドアガジェットとしての機能が充実している。何しろ撮影画面からしてこうである。
側面の地図ボタンを押すと、内蔵している地図が現在地とともに表示される。
完全に「GPSログ機能付アウトドアジャケット」だ。GPSログも地図上に表示される。
再生時も、地図と一緒に撮影場所を表示できる。
撮った写真にあとから撮影情報を書き込むことも可能だ。
撮影日時や場所、そのときの状況を一緒に記録できるので、記録写真として非常によい。
このようにAW130は単体でアウトドアガジェットとして役立つのである。GPSログを画面に表示することもできる。
対してTG-860はカメラ単体より、スマホと組み合わせて楽しむ設計。GPSで位置情報を記録したり、GPSロガーとして使ったりできるが、カメラ単体では緯度経度を表示できるくらい。データはスマホで活用するのだ。
AW130もWi-Fiでスマホに対応しているが、こちらは普通のカメラとしての使い方。スマホからリモートで撮影したりスマホから写真を転送するのが仕事。
対してTG-860は、撮影・再生用アプリとは別に、TGシリーズ専用のアプリをオリンパスが用意している。「OLYMPUS Image Track」がそうだ。
画面上のQRコードを使ってスマホと接続。
できることは3つ。
1つはA-GPSデータの更新。GPSユニットは「最初の測位」にちょっと時間がかかる。だからログを取るときは、目的地に着いたついたらすぐにログを起動しなければならないのだが、GPS衛星の位置データをあらかじめ持っておくことで、待ち時間を大幅に短縮できる。それが「A-GPSデータ」だ。
AW130もTG-860もA-GPSに対応しているのだが、AW130はあらかじめPCを使って「http://nikonimglib.com/agps3/」からダウンロードして更新しなければならない。
TG-860はアプリを使うことで、A-GPSデータをスマホで入手し、そこからカメラに転送できるのだ。これは便利。いちいちPCを介さなくていいし、現地へ行くまでの間に最新のA-GPSデータを入れられる。
また、カメラで撮ったGPSログもスマホに転送すれば、スマホ上の地図にログを重ねて表示できるし、写真撮影したポイントも表示してくれるし、スマホにログを転送しておけばあとからでも見返せる。
これが、カメラ上で完結しているAW130と、スマホと連携することでGPS機能が生きるTG-860の大きな違いといっていいだろう。
高度も水深も測れて単体で地図やログまで見られるちょっと本格派にはAW130がお勧め。水深30メートルから高度1000メートル以上の山までいける。対して、自撮りをしたりスマホと組み合わせたりと、アウトドアを楽しみたい人にはTG-860がいい。
同じジャンルの同等価格帯のカメラでもけっこう違うのであった。
なお、海などで遊んだ後は、すぐに真水で丸洗いすること。防水ではあっても凶悪な海水はすぐに洗い流すべし。
(モデル:辻祐香 オスカープロモーション)
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