Facebook、ユーザー以外にも外部でのインタレストベース広告表示を開始
米Facebookは5月26日(現地時間)、広告ネットワーク「Audience Network(日本では「オーディエンスネットワーク」)」で、Facebookのアカウントを持っていないユーザーや、ログインしていないユーザーに対してもインタレストベース広告(ユーザーのアクティビティに基づく関心の高そうな広告。ターゲティング広告)を表示できるようにしたと発表した。
オーディエンスネットワークは、Facebookが2014年5月に立ち上げた広告ネットワーク。Facebookで表示されるインタレストベース広告を、提携するパブリッシャーのモバイルアプリおよびWebサイトでも表示するというものだ。
例えばFacebookで多くの自動車関連のページに「いいね!」しているユーザーがモバイル端末でニュースサイトを閲覧しようとすると、自動車関連の広告が表示される。また、オンラインストアでアプリの価格をチェックしたユーザーのFacebookのニュースフィードに、そのアプリの広告が表示される。こうしたインタレストベース広告は、オーディエンスネットワークが、Facebook内のアクティビティとFacebookの外部でのクッキーを利用して配信している。
こうした広告が、今後は非Facebookユーザーおよびログインしていないユーザーにも表示されるようになる。非Facebookユーザーの履歴から好みの近いFacebookユーザーを判断し、似た傾向のFacebookユーザーの「Facebook広告設定」を利用してインタレストベース広告を表示する。
Facebookは「広告は(ユーザーに無料でサービスを提供するためには)なくならないだろうが、ユーザーにとって不愉快な広告は存在しない方がいい。だからわれわれは、人々にとっても、パブリッシャーにとっても、広告主にとっても、よりよいオンライン広告体験を提供するよう努力している」と説明する。
インタレストベース広告はこれまで、Facebook設定の「Facebook広告設定」でオプトアウトできた。同日からFacebook広告設定に新たに「Facebookグループ企業外のアプリやウェブサイトでの広告の表示」という項目が追加され、初期設定で有効になっている。有効にしておくと、「Facebookグループ企業外のアプリやウェブサイトでの広告の表示にFacebook広告設定を使用」することになる。これを無効にしても、年齢や性別、位置情報に基づく広告が表示されることはあるという。
Facebookのアカウントを持っていないユーザーの場合は、インタレストベース広告を表示させないためには、「端末の設定を変更して、米国ではDigital Advertising Alliance、カナダではDigital Advertising Alliance of Canada、ヨーロッパではEuropean Digital Advertising Allianceでオプトアウト(停止)する」とFacebookは説明する(アジアについては説明がない)。
Facebookの広告についてのユーザー向けの説明はこちらにまとまっている。
クッキーを利用した広告表示は米Googleなど他社も行っていることだが、Facebookは原則実名でプロフィールを登録している16億5000万人のユーザーの「いいね!」などでユーザーの好みや関心を把握している分、競合よりも効果的な広告を配信できる可能性を持っているといえる。
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