立ちどまるよふりむくよ
「セカイの終わり」とPokemon GO コノ、オオゾラニ、エアタグヲ(2/5 ページ)
セカイの終わり
だが、このゲーム戦略は成功を収めることができなかった。CEOが創業者・井口尊仁氏から楽天出身の谷口昌仁氏にスイッチしたのが2011年12月。その後、tabというキュレーションサービスを開始した。2014年には社名を頓智ドットからtabに変更。このサービスは継続中だが、2014年1月にセカイカメラを終了。後にtabは2015年設立のオープン・ランウェイズというところに吸収されている。CEOは頓智ドットの谷口氏のまま。
現在はtabよりも、tabモールという「店頭にない商品を、ウェブサイトを通じて百貨店などの店舗にお取り寄せし、実物を確認、試着してから購入できるサービス」がメインのようだ。
もはや「セカイカメラ? なんですかそれ」といった感じだ。
一方、当時セカイカメラとARアプリ分野で競っていた製品はいまどうなっているのか。
セカイカメラに少し遅れてARタグを実装していたライバルのLayarも、既にない。イギリスで同種の製品・サービスを提供しているBlipparに吸収され、日本でLayarを扱っていたシステム・ケイもLayar終了の案内を出している。
Layarを吸収したBlipparはどちらかというと、Google Goggleのような、カメラで撮影した物体を認識して、そこを起点とした情報を提供するアプリ・サービスだ。Layarがマーカー必須だったのに対し、Blipparはマーカーレスで企業ロゴなどを認識してコンテンツ提供をしているのが特徴。
しかし、ユーザーが自分の好きなものを投稿できるARプラットフォームは、見当たらなくなってしまった。2009年あたりには、セカイカメラやLayarだけでなく、memory treeというアプリもあった。
memory treeにAR機能はなかったけど、時間と場所にひもづいた写真を投稿でき、その場所でiPhoneを振り下ろすと、そこで投稿された写真をかき集めて表示できるというもの。アート的な試みが評判だったが、生き残ることはできなかった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
立ちどまるよふりむくよ
過去を振り返りまくる連載。音楽、映像、コンピュータ、テクノロジーをタイムトラベルしながら新たな発見をしていく。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR