立ちどまるよふりむくよ
「セカイの終わり」とPokemon GO コノ、オオゾラニ、エアタグヲ(1/5 ページ)
週刊少年チャンピオンで「AIの遺電子」を連載中の山田胡瓜先生がITmedia PC USERで描いている「バイナリ畑でつかまえて」に「セカイの終わり」という1篇がある。
セカイカメラが終了するというので街に繰り出し、エアタグが残っている場所を探す青年。彼は代々木公園で、ある少女を見かける。
その代々木公園はいま、Pokemon GOでポケモンを集めようという、ポケモントレーナーたちが集う「聖地」となっている。彼らは、エアタグ舞うセカイカメラの空間を知らない。すぐそばの代々木競技場で、セカイカメラが初めて披露されたことも。
セカイのはじまり
セカイカメラの発表は2008年9月。いまから8年前のことだ。当時の興奮しきった自分のブログがなつかしい。iPhone 3Gが日本で発売された翌月。初代iPhoneは2007年で、日本で発売されることはなかった。セカイカメラが動くようになったのは4カ月後の2009年だが、これがきっかけとなってARブームが起き、広告分野などで一定の成果を得つつも、セカイカメラ自体はその5年後に終了する。
エアタグというのは、テキストや写真をセカイカメラにアップロードすると、それが風船のようにプカプカ浮かんで、そこを訪れた人が見ることができるというもの。セカイカメラのサービスが始まったときには秋葉原をはじめあちこちで「姉ヶ崎寧々」エアタグの大量発生が見られたりしたものだ。
ちなみに、ラブプラスのiOSバージョンにもAR機能があったのを覚えている人はいるだろうか。
2010年には頓智ドットにKDDIの資本が入り、KDDIで研究されていたAR技術「実空間透視ケータイ」との連携が行われた。そのあたりの経緯は、この当時AR関係を丹念に追っていた山田祐介記者の記事が詳しい。
この直前には、セカイカメラをゲームプラットフォームとして展開しており、AR版ボンバーマンと言えるソーシャルゲーム「ばくはつカブーン」やRPG「セカイユウシャ」をリリースした。
このときの頓智ドットは、「Social」「Location」「AR」を統合した「SoLAR」、つまりソーシャルARゲームをプッシュしていた。
セカイカメラにARソシャゲ機能が追加されたのは2010年7月2日。Pokemon GOの6年と4日前だ。
「現実空間に魔物?? セカイカメラが向う“ARゲーム”の世界」という記事タイトルをこう置き換えてみてはどうだろう。
「現実空間にポケモン?? Nianticと任天堂が向う“ARゲーム”の世界」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
立ちどまるよふりむくよ
過去を振り返りまくる連載。音楽、映像、コンピュータ、テクノロジーをタイムトラベルしながら新たな発見をしていく。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
4
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
5
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
6
GMO、攻撃者による情報公開を確認 顧客データ含むか調査中 追加の見舞金も検討
-
7
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
8
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
9
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
10
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR