“実写にしか見えない”3DCG女子高生「Saya」、制作者が込めた思いは 「一瞬で消費される時代に一石を投じたい」(3/5 ページ)
人の肌をCGで表現するには、実在の人物を3Dスキャンし、読み取った肌の画像を骨格に貼り付けていく――という手法が一般的だが、よりCGらしくない質感を目指し、ペイントソフトを使って“手描き”した。時間をかけ、皮膚のきめ、ほくろ、唇の色、目の光彩など、細かい部分にまで注意を払ったという。
「自分の手で描くとなると、肌の1つ1つの要素を知らないといけない。途中『まだ何が足りないか』を考えながら描いていったので、私たち以外の人が見ても、違和感がない見た目に近づいたのでは」(晃之さん)。
そうしたSayaの見た目に、ネット上では「不気味の谷を超えた」などの声が上がっているが、友香さんは「うれしい反面、悩ましい」と話す。「もともと不気味の谷はロボット工学の言葉で、人間に近しいロボットとコミュニケーションを取ったときに感じる違和感のこと。Sayaに関しては、まだコミュニケーションを取る段階に達しておらず、見た目の意味だけで使われている。その難しさを理解している以上、ロボット工学の人たちに申し訳ない」(友香さん)
次は「動画」 実用化に向けた動きも
「Sayaはまだ実験段階。完成度は40%くらい」。TELYUKAの2人は、現時点でのSayaをそう評価する。開発当初は「静止画で成り立つこと」をひとまずの目標にしていたが、今年は「顔を動かす」を目標に作業を進めている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
2
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
3
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
6
iPhone 18シリーズ発表、今年はPro・Pro Maxのみ なんと“無印”なし 価格は21万9800円から
-
7
「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみスマホ 36万4800円から
-
8
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
9
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
10
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR