“中の人”が明かすパソコン裏話
問い合わせの“電話”が激減でコールセンターが無くなる!? サポート窓口の未来を予測(2/3 ページ)
コールセンターへの問い合わせが減った理由として、私は“電話が使いにくいものであることにみんな気付いた”のだと考えています。電話というものは、テレビでいうところの“生中継”に相当します。生のライブ感はありますが、「事前に用意されていた質問と異なる内容でオロオロ……」だとか「的外れな答えをしてしまった」という場面に出くわすこともあります。
ある意味、それが「生」である醍醐味(だいごみ)かもしれませんが、コールセンターでの対応はそうはいきません。
オペレーターはどんな質問が来ても、的確に即答することを要求されます。ユーザーも、電話をしながら症状や状況などを正確かつ即座に答える必要があります。そう考えると、実は電話というものは、ちょっとハードルが高いコミュニケーション手段だったのです。
メール(Webフォーム)はどうでしょうか。こちらは落ち着いて内容を伝えることができます。「担当者とその場でやりとりできるまとまった時間はないが、症状や内容を伝えて、後で答えを送っておいてほしい」という状態に役立ちます。
ただし、メールは入力さえすればそれで終わりなので、自分の時間を効率的に使える一方、返信内容が期待と異なり、再度メールをすることになってしまって時間が余計にかかってしまった、ということが考えられます。
チャットやLINEによるサポートはどうでしょうか。チャットは電話でのやりとりに近く、短い文章で質問と答えをやりとりすることができます。スマートフォンのカメラ機能を使って、実機の写真や困っている症状を撮影して送ることができるので、言葉よりも素早く状況を伝えることができます。
時間の拘束も電話に比べると緩やかです。通勤時間帯に短い完結な文章で問い合わせを投げておき、昼休みに答えをチェックする、そんな使い方もできます。自分の時間の使い方の効率を上げる、または、最も負担なく解決策にたどり着きたいならテキストベースのサポートがおすすめです。
しかし、テキストベースのやりとりを語る上で、今話題の人工知能(AI)は欠かせません。こういったテキストのやりとりをAIが担い、近い将来人間の仕事を奪う心配はないのでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
“中の人”が明かすパソコン裏話
昔はPCを購入することはそれこそ一大決心でしたしワクワクするものでした。この連載では、そんな「ワクワクする気持ち」をもう1度思い起こすきっかけとなるような、PCのちょっと面白い「小ネタ」や「裏話」を、“PCを提供する側”というちょっと変わった視点からご紹介していきます。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
ドラマ「VIVANT」のワンシーンに映像制作界隈が「ぞっとする」 microSDカードを端子むき出しで手渡し
-
2
Salesforceで大規模障害 「夕方以降に落ちるなんて」阿鼻叫喚 PayPayのフォームにも影響
-
3
マンガ原稿をクラウドに上げただけでGoogleアカウントBAN Gmailも道連れ……日本では合法なのになぜ?
-
4
メルカリ株が大幅安、1カ月で3割下落 最新ポケカ出品禁止を嫌気、転売・不正利用の批判も相次ぐ
-
5
マンガ数冊「105万円でSOLD」物議、メルカリ“マネロン疑惑”を否定「その価格で売れていない」……ならばなぜ?
-
6
ドコモ、34万ユーザーの電話番号などAmazonに無断提供 人的ミスで同意事項を削除
-
7
“ほったらかしAI動画編集”を「DaVinci Resolve」で試す これが今のベストチョイスかも
-
8
不正アクセスで「当選」が「落選」に改ざん ウルトラマンショップのLINE整理券システムで被害
-
9
メルカリ、ポケカ最新パックの出品禁止に
-
10
Gyazoに不正アクセス ユーザー情報約2362万件、画像メタデータ約4.9億件が流出
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR