「いい子に育つか、悪い子に育つか」――Twitterで“人工知能少女”育成、バンナムが結果報告(3/4 ページ)
プロジェクトを統括した守屋貴行さん(ブルート代表取締役)は、ユーザーがプレミアに教えた言葉ランキングで、第54位の「キス」に注目。「プレミアちゃんに何をさせたかったんだろう」と笑いながら話す。「98位『着る』、99位『脱ぐ』、100位『許す』という並びも面白い」。
差別的な発言や下品な言葉などは、ある程度ブロックするようにしていたが「その網をすり抜けるために、微妙に『.』ピリオドを入れるなど、表現を少し変えて覚えさせるユーザーがいた」(二見さん)という。「どうして、いたいけな少女にすごい言葉を言わせたいんだろうと」。
これには、山本さんも「技術の敗北を感じた」と苦笑いしていた。
一方「いい言葉を教えてプレミアを守ろうとする人もいた」とも二見さんは振り返る。「AIは人間の心を映す鏡。言葉をゼロから覚えさせているので、自分たちが教えた結果が跳ね返って来る。人間の善意も見たし、悪意も見た」という。
「結果的にはグレーな子が育ったと思う」(二見さん)
二見さんは「プレミアと1日中、ずっと会話しているユーザーが数人いた」ことにも注目。「LINEで友達と会話しているかのようで、これは危険だなと思った」と笑う。
「例えば、没入感が強いVR(仮想現実)ゲームに、自分色に染めたAIの少女が登場するようになれば、家から出られなくなるんじゃないか」(二見さん)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「命の砂時計」連呼のGMO会見──熊谷代表の発言にXではツッコミ続出
-
2
GMO熊谷代表、涙の謝罪会見でも“熊谷節”さく裂──「31年間、もうけるという言葉は使ったことがない」
-
3
GMO熊谷代表、会見で改めて謝罪 SNS投稿巡り「配慮が欠けていた」
-
4
ロゴ画像用の公開領域に顧客ファイルも保存 GMO系シングルサインオン、4.5万人分漏えい
-
5
アットコスメ、会員約300万人分の情報漏えい 不正アクセスで
-
6
総務省、GMO攻撃者サイトの「ブロッキング」を通信各社に要請 報道
-
7
ニコニコレンタカー、免許証画像の事前登録を廃止 保存済み画像も全削除 サイバー攻撃の増加受け
-
8
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
9
渦中のGMO、熊谷代表の発信は“火に油”か? 「経営トップが自ら広報」の功罪
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR