Googleさん
「Google Assistant」を待ちながら
Google日本法人が5月29日に「Google Assistant」の日本語版の提供を始めたと発表しました。
例によって数週間かけての“ローリングアウト”なので、6月5日現在、筆者の「Nexus 5X」(Android 7.1.2)にはまだ降臨していません。
Google Assistantというのは、昨年のGoogle I/Oで発表された、音声で情報を検索したり何かを命令したりできる人工知能(AI)アシスタント機能です。Appleの「Siri」、Microsoftの「Cortana」、Amazon.comの「Alexa」に相当するものなのに、このかなり無味乾燥で長~い名前なのがちょっと残念。ここでは以下、「GA」と呼びます。ガっちゃん。
一緒に発表された「Allo」というメッセージングアプリのbotとしてであれば、昨年12月から日本語で相手をしてくれていて、でも(メッセージングアプリなので)声での返事はしてくれません。
「Google Assistantの提供を始めた」というのは、Googleアプリの機能としてGAが組み込まれるということです。Alloのようなアプリを起動しなくても、端末に「OK Google」と呼び掛けるか、ホームボタンを長押しすれば起動してくれるようになります。そして、Alloとは違い、ちゃんと声で答えてくれます。
AppleのSiriは声を男性と女性から選べますが、GAは女性のみ。日本語の声はSiriの女性の声よりちょっと音域が高くて若い感じです(ちょっと聞こえにくいですが下の画像で聞けます)。
自分の端末に降臨したかどうか確認するには、今のところホームボタンを長押ししたときにGAが起動するかどうかを見るしかないそうです(日本での発表会に行った人の談)。そんなわけで、あれから毎日、ホームボタンを長押ししながら待っています(今はまだ「Now on Tap」が起動しちゃう)。
GAが来たらNow on Tapはどこに行くのかとか、GAと「Google Now」との違いは何なのかとか、いまひとつよく分からないんですが、まずは使ってみないことにはなんとも。
GAのヘルプセンターは既に日本語化されているので、待っている間にここで予習するのもいいかもしれません。
ヘルプによると、GAからユーザーへの呼び掛け方(ニックネーム)を覚えさせることができます(Siriにはできないことですね)。ただし、必ず敬称の「さん」が付くので、「のんたん」にしたくても「のんたんさん」になっちゃいます。編集部の山口記者がAlloで確認したところ、「私のことは○○と呼んで」と言うと「はい、○○さん」と答え、「さんを付けないで呼んで」という選択肢が表示され、これをタップすると「はい、○○!」と呼んでくれるようになったそうです(私も自分でやってみました)。おおお。
どちらかというと、自分からGAへの呼び掛け方(ホットワード)を変えられるようにしてほしい(Amazon Alexaでは可能)んですが、今のところ「OK Google」のみです(年内に日本でも発売予定の「Google Home」は「Hey Google」にも対応します)。
Googleは4日現在、YouTubeで英語版GAの使い方TIPS動画「Meet Your Google Assistant」を25本公開しているので、予習のつもりで全部見てみました。その中で、視聴回数が比較的多いやつをご紹介します。
今日はサングラスいる?
「今日はサングラスいる?」と尋ねると「はい。○○(位置情報から検出した現在地の地名)では日差しが強いでしょう。今日の天気予報は、気温は22度で快晴です」と答える。
なんてことのない会話ですが、「サングラス」がどういうときに必要なものかが分かっていないとこういうお返事はできないということで、偉いです。
職場の近くでコーヒーショップ見つけて
「職場の近くでコーヒー見つけて」と命令すると、「はい。いくつか見つけました」と言って画面にカルーセル状に職場近くのコーヒーショップを表示する。
Googleマップで「自宅」「職場」の住所を登録しておくと、できること。Googleマップでも同じことが数ステップでできますが、より近道になります。
セルフィー写真を撮って
動画を見ると、命令してから撮影までにちょっと時間はかかりますが、カメラを起動してシャッターボタンをタップする手間は省けます。
GAの特徴の1つは、直前の質問を覚えていて会話のようにやりとりができること(コンテキストを理解する、というやつ)だそうなんで、これを試してみたいです。
AlloのGAは今のところ例えば「ビートルズのドラマーは誰?」に「リンゴ・スターとピート・ベスト」と答えてくれたのに続けて「ベーシストは?」と尋ねたら「ポール・マッカートニーとスチュアート・サトクリフ」と答えてほしいところ、「お調べしました」と言ってWikipediaの「ビートルズ」のカードを提示するというちょっと突き放したお返事。
こういうのはそのうち良くなっていくことを期待します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Googleさん
Google、その親会社であるAlphabet周辺の動きをゆるく追いかけていきます。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR