英単語の問題を自動作成 ベネッセ、ソフトバンクらが実証研究へ

 ベネッセホールディングスとソフトバンクが共同出資しているClassiは1月10日、東京工業大学と共同で、自然言語処理を使った機械での自動問題作成の実証研究を開始すると発表した。英単語の意味を問う問題を自動作成するシステムを評価し、問題テキストと選択肢を自動で作成。実施時期は1月~3月の予定。

 自動問題作成の流れはこうだ。あらかじめ用意した辞書から、問題の対象となる語とその意味を出題者が指定すると、機械がインターネット上のテキスト(著作権をクリアしているサイト)から対象語をテキスト検索。問題となるテキストを生成したのち、再び最初に使用した辞書を使って対象語の同義語を正解語として使用する。

 誤答選択肢は、問題テキストや辞書から対象語と異なる意味を持つ語を選択して自動生成。問題の難易度は、(1)問題テキストの難易度、(2)誤答と正解の意味の近さ、(3)誤答自体の単語の難しさで調整するという。

 実証研究では、自動で作成した問題を学校向け学習支援プラットフォームサービス「Classi」で配信し、対象となる高校1年生(約120人)が問題に回答する。

 問題は専門家のチェックによって、事前に妥当なものかどうかを確認。あらかじめテストで測った生徒の学力と、今回のシステムで作られた問題の正解率に相関関係があるかを評価するという。同社は自動問題作成システムの実用化を目指している。

太田智美

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

この記事の著者

太田智美
太田智美

小学3年生より国立音楽大学附属小学校に編入し、小・中・高とピアノを専攻。大学では音楽学と音楽教育(教員免許取得)を専攻し卒業する。 その後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学。人と人とのコミュニケーションで発生するイベントに対して偶然性の音楽を生成するアルゴリズム「おところりん」を生み出し、「おところりん:ソーシャルネットワークにおける偶然性を用いた音楽生成(Otocororin: a chance music for social network systems) (http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/KO40001001-00002010-0075.pdf?file_id=44931) 」を修士論文として提出。同研究は、情報処理学会 第12回「Internet and Operation Technology(IOT)」研究会において学生奨励賞を受賞。 同大学院を修了後、2011年にアイティメディア株式会社に入社。営業配属を経て、2012年より@IT統括部に所属し、技術者コミュニティ支援やイベント運営、記事執筆などに携わる。2014年4月から2016年3月までねとらぼ編集部に所属。2016年4月よりITmedia ニュースに配属される。これまでの代表作は「世の中やっぱり金でした 71万円の大金を積んで誰よりも早く『iPhone 6 Plus』の使い勝手を検証してみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1409/10/news139.html) 」「スケスケでまるみえじゃないですか! 人によっては透明に見えるドレスを作ってみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/27/news152.html) 」「あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由 (http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1401/08/news082.html) 」「ゆとり世代が問う『好きなことをやって何が悪い!』(シリーズ) (http://www.itmedia.co.jp/keywords/yutori_generation.html) 」「はじめてのAI(連載) (http://www.itmedia.co.jp/news/series/5264/) 」など。 Twitter:@tb_bot (https://twitter.com/tb_bot)

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR