異色のバーチャルYouTuber集団「にじさんじ」なぜ人気? 「月ノ美兎」生んだVTuber企業に聞く(1/2 ページ)
空前の“バーチャルYouTuber”(VTuber)ブームが到来している。2017年後半から急速に話題になったキズナアイを筆頭に、輝夜月(カグヤルナ)、ミライアカリなど人気VTuberが続々登場。キズナアイは、Twitterのフォロワーが38万人、YouTubeのチャンネル登録者数が176万人を超え、訪日観光大使に選ばれたり、BS日テレで冠番組を持ったり、アニメ声優デビューしたり、写真集を出したりと、活躍の場を広げている(18年4月時点)。
サイバーエージェントの子会社Cyber Zやグリーなど、大手IT企業がVTuber市場への参入を表明したのも記憶に新しい。ドワンゴも、VR空間でライブ配信やコミュニケーションを行えるサービス「バーチャルキャスト」(Virtual Cast)を、ゲーム開発などを行うインフィニットループ(北海道札幌市)と共同で提供している(体験記事)。
そんな群雄割拠のVTuber界で、集団として存在感を見せているのが、バーチャルライブ配信者グループ「にじさんじ」(運営:いちから)だ。
にじさんじのメンバーは公募で、今は1期生8人、2期生10人が所属。いちからは2Dキャラでライブ配信できるアプリ(現在は配信者限定で利用可能)をインストールしたiPhone Xを貸与するが、コンテンツ内容などには口出しせず、公式ライバーはそれぞれの好きなタイミングで好きな内容のライブを配信をする。
特に運営側が手厚くプロデュースしているわけではないが、VTuberファンの間で、にじさんじの人気は根強い。中でも注目を浴びているのが、「委員長」の名で親しまれている1期生の月ノ美兎(つきのみと)。しゃべりのセンスとサブカルチャーへの知識の深さから多くのファンに親しまれ、Twitterフォロワー11万人、YouTubeの登録者数は16万人を突破している。最近は漫画家・小林銅蟲先生との謎コラボで「クリオネを食べた」ことでも話題になった。
キズナアイ、輝夜月(カグヤルナ)、ミライアカリ、ねこみみマスター(バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん)などがVTuber界を大いに盛り上げる中、にじさんじはいわば後発組だった。
あまたいるVTuberの中で、にじさんじはなぜこれほどの人気を得たのだろうか。いちからの岩永太貴COOは、「VTuberブームの追い風は大きい。その中で、生放送という体験をいち早く提供できたのが良かった」と振り返る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
6
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
7
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
8
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
9
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR