　グリーは4月5日、声優やタレントなどが3DCGキャラクターの外見をまとい演じる「バーチャルYouTuber」のビジネスに参入すると発表した。100％出資の新会社「Wright Flyer Live Entertainment」（東京都港区）を設立し、まずバーチャルYouTuberの発掘や育成、マネジメント、動画番組の企画や制作、配信などの事業を始める。

　1～2年間で約100億円規模を投資し、グローバルで事業を展開する計画。ゲーム事業、メディア事業に続く成長事業に育てるという。

新会社の概要

　グリーは、これまでゲーム事業やVR（仮想現実）事業で培ったノウハウに加え、キャラクター原作者や声優事務所との協業関係を強みに参入し、バーチャルYouTuber市場を拡大していく考えだ。

　人気が急拡大するバーチャルYouTuberに、IT企業大手が目を付け始めた。サイバーエージェント子会社のCyber Zも4月3日、バーチャルYouTuberのマネジメント事業に特化した新会社を設立している。

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