体当たりッ!スマート家電事始め
家電をつなぐと人もつながる パナソニックが提案するスマートホーム「HomeX」(1/2 ページ)
パナソニックが“くらしの総合プラットフォーム”と銘打つスマートホームサービス「HomeX」を立ち上げた。まずパナソニック ホームズのプレミアム注文住宅「CASART URBAN」(カサート アーバン)に標準装備として導入し、サービスは順次追加していく。モデルハウスを訪ね、間もなく手に入る未来の家を体験してきた。
HomeXとは、Home eXperience(体験)を略したもので、家の中で起こるさまざまなこと——つまり炊事や洗濯といった家事に限らず、睡眠や勉強など生活のすべてをサポートする新しいスマートホームだ。住宅に住宅設備、家電、AV機器まで幅広く手がける総合エレクトロニクスメーカーであるパナソニックの優位性が生きる分野といえる。もちろんグループ各社が一丸となってイノベーションを起こすのは並大抵のことではない。2017年4月に新設された「ビジネスイノベーション本部」でHomeXプロジェクトを担当する村本衛一氏と、坂井あす郁氏に話を聞いた。
業界標準を活用した独自プラットフォーム
村本氏によると、HomeXはスマートホーム向けの通信規格「ECHONET Lite」や、異なるメーカーのネットワーク対応家電機器を接続するための「DLNA」(Digital Living Network Alliance)ガイドラインなど、既にあるオープンな各業界標準をベースに開発したパナソニック独自のIoTプラットフォームだという。家電やAV機器をネットワークにつなぎ、ソフトウェアのアップデートによって新機能を追加する。通常、住設機器や家電は5年から10年は使い続けるため、魅力的な新機能が定期的に追加されることで長く活用してもらい、結果的にエコな暮らしの実現にも一役買うだろう。
Home Xの中心になるデバイスが「HomeX Display」だ。タッチ操作に対応する壁掛けタイプのスクリーンで、宅内の電動シャッターや照明、空調などを操作するためのリモコンになるほか、マイクとスピーカーも本体に内蔵している。1階のキッチンから2階で遊んでいる子供に呼びかけたり、宅内通話にも使える。そのためのアプリケーションも出荷時までに用意される予定だ。またディスプレイに手書きしたメッセージを親がキッチンなどから子供部屋に送るコミュニケーションツールも追って用意する。
宅内のさまざまな場所でスマート家電の操作が可能になる意味は大きい。HomeX Displayを各部屋の動線上にある壁に取り付けて固定する仕様にした狙いについて村本氏は、「家族がそれぞれに手元のスマートフォンをいじるより、壁に接点を作ることで家の中を立って歩くという日常の動きにつながる。家族のコミュニケーションを促すためにも有効と考えた」(村本氏)としている。
これまでは空調や照明などバラバラに混在していた設備機器のリモコンをHomeX Displayに統合できるメリットもある。また2019年夏頃にはさらにクラウドサービスとの連携も強化。坂井氏によると、天気情報をもとに洗濯のタイミングや服装に関するアドバイスをするといった機能を検討しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
体当たりッ!スマート家電事始め
スマート家電の機能を使いこなせるようになれば、私たちの生活は豊かなものになるのだろうか? 実際の製品に可能な限り触れ、体験しながら、読者目線に立って攻略法を見つける新連載。執筆はAVライター山本敦氏。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
6
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
7
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
8
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
9
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR