これからのAIの話をしよう(カスタマーサポート編)
「本当の失敗は、途中で諦めること」 AI開発は失敗に学べ、ミクシィが“ゼロからの挑戦”で得た教訓(4/4 ページ)
「CSスタッフとコミュニケーションを取り、きちんとした教師データを作るところからやり直します。CSスタッフはデータセットを作るための大量のラベリング作業が必要になりますが、この手間は欠かせません」(豊川さん)
教師データの作り直しと同時に、CS業務のフローも再設計している。これからはAIを活用することが前提になるため、「既に回っているオペレーションを壊すべきではないという過度な配慮」(豊川さん)は捨て、人間の作業をAIに合わせる形で再設計する。
ミクシィが今回の失敗で得た教訓をあらためてまとめてみたい。
- エンジニアと業務部門の密なコミュニケーションは不可欠
- エンジニアのドメイン知識不足をコミュニケーションなどで補う
- AIは教師データの信頼性を担保しない
- まずは信頼できるデータセットを作ることから始める
- AIプロジェクトは失敗するもの。小さく初めて素早く失敗すべし
- 既存の業務にAIを合わせるのではなく、AIに人間の業務を合わせる
最後に、なぜ今回の失敗をブログで公開しようと考えたのか尋ねた。豊川さんは「こうして自分たちの失敗を公開することで、他の人たちが気付きを得られればいいなと思いました」と笑顔を見せる。「これからもどんどん情報を公開していきたいですし、知見を共有したいです」
早ければ2019年度の上半期には改善策の成果を公開できるそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
これからのAIの話をしよう
いま話題のAI(人工知能)には何ができて、私たちの生活に一体どのような影響をもたらすのか。AI研究からビジネス活用まで、さまざまな分野の専門家たちにAIを取り巻く現状を聞いていく。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
8
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
9
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
10
有識者はGoogleやX、Meta、ドワンゴを名指しで批判……総務省、偽広告や誹謗中傷に発信・拡散前の対策求める
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR