ソフトバンクとGoogle兄弟会社が、競合なのに“空飛ぶ基地局”で手を組む理由(3/3 ページ)
ネット未利用者は“ブルーオーシャン”
この事業の収益化も、両社の大きな目的だ。宮川副社長は「現在、世界中のネットユーザーが各国の携帯キャリアに支払っている通信料の合計額は約100兆円。ネットを使えない人たちから同程度の通信料をいただくことは考えていないが、1人から1ドルをもらうだけでも4兆円ほどになる」と説明。
「ただ(格安で)ネットを提供した国が成長し、(通信へのニーズが高まって)ARPU(1契約当たりの売り上げ)が拡大すれば大きなマーケットになる。各国のキャリアに無人航空機を貸したり販売したりし、通信料をいただくことも視野に入れている」(宮川社長)と展望を話す。
全人類の半分程度を占めるネット未利用者は、見方を変えればネット利用の余地がある“ブルーオーシャン”。空高く基地局を飛ばし、これまで届かなかった場所まで電波を送ることで彼らを支援しつつ、顧客として“育成”することで収益化を図るというわけだ。
いずれは5G(第5世代移動通信システム)の提供も目指すという、斬新かつスケールの大きなこの試みは、世の中にどんな成果をもたらすのか。今後に注目だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR