Amazon流イノベーションの起こし方 元幹部のデータサイエンティストが語る(1/4 ページ)
データが持つ本当の価値とは何でしょうか。また、データがあふれる社会で私たちはどのようにビジネスをし、日々の生活を送るべきなのでしょうか。
9月19日、元Amazon.comチーフサイエンティストのアンドレアス・ワイガンド氏が「Data for the people」と題する講演を行いました。ワイガンド氏は9月1日に、ZOZOテクノロジーズのデータサイエンスアドバイザーに就任。講演はZOZOテクノロジーズの社内イベントとして開催されたものですが、当日は社外のデータサイエンティストやエンジニアなども招待されており、約600人が収容できる会場はほぼ満席。データが持つ価値やイノベーションの起こし方、データを扱うときの注意点など、その話は多岐にわたりました。
ワイガンド氏は、Amazon.comの創業者兼CEOのジェフ・ベゾス氏と共にECプラットフォーム構築に尽力し、今日のAmazonの基礎を作り上げたとされる人物です。講演ではAmazon.comで実践したフレームワークなどについても語られました。
データの価値は「意思決定への影響力」
講演は「データは新しい石油だ(Data is the new oil)」という言葉で始まりました。それだけ現代社会ではデータが価値を持つということです。
もちろん、石油とデータには違いもあります。石油は枯渇するかもしれませんが、データは枯渇せずますます増えていくばかりです。「データを使えば新しいものが生まれる」という意味で、ワイガンド氏は「データは新しい土壌なのかもしれない(Data is the new soil)」とも表現しました。
データが重要なのは間違いないが、目の前のデータや数字だけにとらわれすぎてもいけない。そう指摘しながら、ワイガンド氏は「ところで、データはそもそもどのような価値を持っているのだろうか」と聴衆に問いかけました。そして、力強くこう言いました。
「Impact on decision ! 」
それは意思決定への影響力だ、と。意思決定にインパクトを与えないデータに価値はないというのは、非常に重い指摘です。ワイガンド氏はデータ単体で意思決定を下すのは難しく、データとデータをつなぎ合わせることで価値が生まれると主張します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
10
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR