オンライン授業で“板書”を再現するスマートペンセット「SMART CLASS KIT」 元講師が試してみた(3/3 ページ)
次に、動画の撮影開始前に表を作成しておき、そこへ書き込む様子をご覧ください。
Paper Tubeを立ち上げた状態で筆記しておき、頃合いを見計らって録画しはじめることで可能になるテクニックです。実際の教室では、Excelのワークシートに見立てた表を黒板またはホワイトボードに書くところから授業が始まるため、その時間がもったいなかったのですが、このようにあらかじめ書いておいたものを使えれば、授業時間をめいっぱい有効活用できそうです。
さらに、ネオスマートペンならではの使い方もあります。ページごとに独自のタグが埋め込まれているため、違うページをペン先で軽くタッチするだけで動画に表示される“板書”もすぐに切り替えられます。
専用ノートを使えば、「板書しながら説明する」という伝統の方法で簡単に授業動画を作れるということが分かりました。
用意したPDFに書き込み
「自分のリソースを使う」機能も試してみました。こちらは前述したようにPlatePaperを使うか、印刷して使うかを選べます。
ペンタブレットのように繰り返し使える板状のPlatePaperを使う場合、アプリに表示されているPDFを見ながら書き込む形になります。画面に表示される筆跡を見ながら書き込んでいくイメージに近いでしょう。
PDFと書き込みは動画内に収録されます。手書きのよれた線、癖のある字ではなく、ビシッとした直線や曲線、(いわゆる)活字の文字が表示されているので、生徒さんたちの誤認を防ぐこともできるでしょう。
とはいえ、PlatePaperでの録画は画面を見ながらのため、ペンタブレットに慣れていない人は習熟が必要だと感じました。
「印刷して使う」ではどうでしょうか。この機能を使うには専用の印刷用紙「Ncode A4」が必要で、国内では未発売です。印刷された図表に書き込めるので、これまで紹介したどの方法よりも短時間かつスムーズに授業動画を作れることでしょう。国内での取り扱い開始が期待されます。
Web会議システムの画面共有でリアルタイム配信も
録画ではなくリアルタイムに配信したいという場合は、「Zoom」「Google Meet」などWeb会議ツールの画面共有機能を活用すれば実現できます。
Amazon.co.jpで販売中のスマートクラスキットは「US版」となっていますが、パッケージ内のクイックガイドが英語というだけで、専用アプリは日本語対応しています。アプリの指示通りに操作すれば、迷うことなく使えるでしょう。価格は1万8800円(税込)と、文房具にしては高価な部類に入りますが、板書する手元と説明する自分の姿を二つのカメラで撮影し、後で合成する手間などを考えれば、決して高い買い物ではないはず。
「自分が講師をやっていたときに、これがあればなぁ」と思わずにはいられないのでした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR