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水で変形、乾くと戻る“形状記憶”布地 米カーネギーメロン大学開発

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このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。

 米カーネギーメロン大学の研究チームが開発した「Hydrogel-Textile Composites」は、水に触れると形状が変化する布地だ。

 この布地は、こんにゃくや寒天のように網目構造に水分を保持できる「ハイドロゲル」を、3Dプリンタを使って布上に打ち出して作成する。

photo 布上にハイドロゲルを印刷する

 作成した布地は電源を必要とせず、水を吹きかけると丸まったりと、水分に反応して形状が変化する。ハイドロゲルが保持する水分量で動きが変わり、乾いてくると水をかける前の状態に戻る。

 形状変化の仕方は、ハイドロゲルのパターンやベースとなる布の素材、形の違い、織り方、脱水スピードなどで異なる。

photo 円形のテキスタイルに3つのハイドロゲルパターンを複合した形状変化の実験結果
photo テキスタイルの3つの織り方で形状がどう変化するかの実験結果
photo 4つのテキスタイル素材を用いた場合の形状変化
photo 3つのテキスタイル形状での形状変化

 研究チームは本手法を応用し、晴れの場合は乾燥して矢印が上を向き、雨の場合は水分を含み矢印が平らに変化する布地を作成した。

photo 天気に反応する方向指示器 (A)晴れの場合は乾燥し上を向く (B)雨の場合は水分を含み平らになる (C)印刷されたハイドロゲルパターンとテキスタイルの形状
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この記事の著者

山下裕毅
山下裕毅

2014年から幅広い分野の研究論文をピックアップして解説しているメディア「Seamless」(シームレス)を主宰している。

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