荻窪圭のデジカメレビュープラス
良い意味で普通になった富士フイルム「X-S10」 オートで気軽に撮れる“X”(1/5 ページ)
富士フイルムの「X-S10」に注目である。春に出たばかりのハイエンドモデル「X-T4」のスゴいところをほどよく受け継ぎつつ、小さくて軽くて安くてしかも「普通」なのである。
今までの富士フイルムの中級〜ハイエンド機は「自分であれこれ好みの画質を作り、その時々に応じてパッと設定を変えながら自在に撮る」のが楽しいカメラだった。好きな人にはたまらないが、普段はオートで気軽に使いたいという人にはハードルが高い操作系や設定の細かさがあったのである。
その点X-S10は新しいシリーズであり、オートで気軽にバシバシとってね、でも富士フイルムならではの「フィルムシミュレーション」はいつでも簡単に楽しめるようにしましたよ、という今までのXとは一味違うミラーレス一眼なのだ。
「普通」になったところ、なってないところ
X-T4の何が普通じゃなくて、X-S10の何が普通なのか。
分かりやすいところでこの写真をどうぞ。手前がX-S10で奥がX-T4だ。大きさが違うのはもちろんとして、操作系が全然違うのが分かる。
X-T4は上面に露出補正ダイヤル、シャッタースピードダイヤル、ISO感度ダイヤルが独立してついており、グリップの凹凸も最小限でレトロなシャッターボタン(ケーブルレリーズ対応)がある。そして撮影モードダイヤルがない。
レトロであると同時に一度分かってしまえばすごく自然に必要な設定を瞬時に切り替えられて良いのだが(わたしはそこが気に入っている)、ちとマニアックだ。X-S10は撮影モードダイヤルがちゃんとあり、露出補正ダイヤルではなく電子ダイヤルになっていて(露出補正ダイヤルとしても使える)シャッターボタンもグリップの上にあって握りやすい。
非常にオーソドックスで分かりやすいデザイン、つまり「普通」になったのだ。
だからとっつきやすい。これは大事な点だ。
でも、富士フイルムらしさとして、左肩のダイヤルをつけた。これ、通常の撮影モードで回すと、フィルムシミュレーションになるのだ。
例えばクラシックネガにして撮った写真がこちら。空の色や階調の出方が独特なのが分かるかと思う。こういう、ちょっとした細かい絵作りを楽しめるのだ。
AUTOモード時でもこのダイヤルを回せばフィルムシミュレーションを楽しめるし、露出補正もできるので、普段は「AUTO」で撮ってOkなのである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
荻窪圭のデジカメレビュープラス
デジタルカメラ関連の製品レビューやコラムを掲載しています
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
9
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
10
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR