Amazon、マーケットプレイスの返品や売れ残りを再活用する2つのプログラム
米Amazon.comは8月4日(現地時間)、返品された商品や過剰在庫を有効活用する取り組みの一環として、新たな2つのプログラム「Fulfillment by Amazon(FBA) Liquidations」と「FBA Grade and Resell」を発表した。
FBAは、サードパーティーの販売事業者が商品をAmazonのフルフィルメントセンターに保管できるサービス。同社は2019年にはマーケットプレイスの返品や過剰在庫を慈善団体に寄付するプログラム「FBA Donations」を発表した。Amazonは、新プログラムによって「Amazonで販売している企業は、環境に貢献しながら商品をまとめて販売することで、返品商品や過剰在庫からある程度の価値を取り戻すための新たな方法を手に入れる」としている。
FBA Liquidations(liquidationは精算という意味)は、日本語では「FBA在庫クリアランスプログラム」になる。販売事業者は、返品や余剰在庫の廃棄や返送、所有権放棄の手数料をAmazonに支払う代わりに、第三者プロバイダーを通じて在庫を精算できる。精算価格はAmazonが決定する。独、仏、伊、ポーランド、チェコ共和国、スペインで提供しているプログラムで、間もなく英国でも提供を開始する。
FBA Grade and Resellは、英国で招待制β版として開始したプログラム。販売業者は、在庫の返送や廃棄の手数料をAmazonに支払う代わりに、販売不可になった在庫を中古品として再出品して販売できる。商品をプログラムに申請すると、Amazonが状態を評価し、業者に代わって出品情報を作成する。年末までに米国でも利用可能になり、その後に独、仏、伊、スペインでも提供していく計画。
Amazonは公式ブログで「返品はすべての小売業者にとっての現実で、これらをどうするかは業界全体の課題だ。新たなプログラムは、Amazonで販売された商品が有効に活用され、無駄にならないようにするための対策の例だ」と語った。
このプログラムが発表される約2カ月前の6月22日、英メディアITVが、Amazonが英国内の24のフルフィルメントセンターで毎年何百万もの売れ残り商品を破壊していると報じ、Amazonは英国の議員や環境保護団体から批判されていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR