荻窪圭のデジカメレビュープラス
ニコン「Z 9」は未来のカメラだった ソニー「α1」、キヤノン「EOS R3」と比較してみよう(2/4 ページ)
画素数を抑えて速さを追求したEOS R3
キヤノンのEOS R3は従来のスポーツ・報道カメラマン用フラッグシップ機を最新の技術でミラーレス化したカメラという感じだ。
センサーは自社開発の裏面照射型デュアルピクセルCMOSセンサーで約2410万画素。α1の約5010万画素やZ 9の約4571万画素に比べると約半分で、画素数を抑えた分、高感度性能や連写性能を重視したのだろう。
ボディは縦位置グリップ一体型で、EOSらしいなで肩のデザイン。操作系はEOS-1 D系とEOS R5を組み合わせたような構成だ。
バッテリーもEOS-1D Xシリーズと同じものを採用している。
特徴的なのは視線入力AF。フィルム時代のEOS 5やEOS 7、EOS 3などで使われたアイデアで、それが今の技術で復活した格好だ。
EOS R5で評価を上げたAFは人物と動物・鳥に加えて乗りものにも対応。動物優先や乗りもの優先設定もできる。
従来のEOS Rから進化しているのは電子シャッターの積極的な運用。新型センサーは高速読み出しでローリングシャッター歪みが軽減されたことで、電子シャッター時に秒30コマの連写を実現(メカシャッター時は秒12コマ)。さらに電子シャッターでは1/64000秒という超高速シャッターを可能にしている。
そして手ブレ補正は最大で8.0段。さらに低輝度時のAFも得意で、手ブレ補正という面では最強かと思う。
動画は6Kの60pが最高。8Kじゃないのかと思う人がいるかもしれないが、8Kは3000万画素以上必要なので2410万画素では足りないのである。
メディアはSDXCカードとCFexpress TypeBのデュアルスロット。
詳しくは11月のレビューで。
気になるのはその名前。
キヤノンからフラッグシップ機が出ると聞いたとき、多くの人は「EOS-1」の名を受け継ぐミラーレス機が出ると思ったはずだ。でも登場したのは「EOS R3」。「EOS R1」でも「EOS-1 R」でもなかったのだ。
ネーミング的に、この先「EOS-1」後継となるさらに上のモデルが……すぐにでることはないだろうけど、おそらくはさらにスゴくて5000万画素クラスのフラッグシップ機が計画されてるんじゃないかと思ってる人は多いはず、実際にどうなのだかは知らないけど。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
荻窪圭のデジカメレビュープラス
デジタルカメラ関連の製品レビューやコラムを掲載しています
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
2
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
3
GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
-
4
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
5
Apple、「iPad mini」を大幅刷新 8.5インチOLEDとA20 Pro搭載、防水にも対応 11万9800円から
-
6
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
7
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
8
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
9
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
10
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR