ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?
「BEV」君、きみって昔「EV」だったよね? 電動カーに略語が多いので整理してみた(3/4 ページ)
エンジンがない「BEV」と「FCV」、BEVのBはどこから?
ヤマー 今ハイブリッドとPHEVの話が終わりました。
今度はエンジンを使わない電動車の話なんですが、BEVとFCVが登場します。
マツ はいはい。FCVは知ってるのよ。分かりやすく、「Fuel Cell」でしょ?
ヤマー Exactly(そのとおりでございます)
まさしく燃料電池車です。液体水素から発電してモーターを回します。
マツ 自転車で走ってると、結構辺ぴなところに水素ステーションがある。MIRAI用ね。
ヤマー 今FCVといったらトヨタのMIRAIが一般的でしょうね。ホンダもFCVは開発してますが、一番力を入れているのはトヨタです。最近新型MIRAIも出しましたし。走行距離が長く、燃料の補給もバッテリーの充電と比べて短いです。ただし、高コストなのがネックですが。
トヨタは水素にこだわりがあって、燃料電池以外に、直接水素をエンジンで燃やす水素エンジンの研究もやってます。あとは、マツダも水素ロータリーエンジンの開発を続けてますね。
マツ 内燃機関大好き。
ヤマー 豊田章男社長が内燃機関大好きマンですからね。
マツ 内燃機関に目がないねんって言ってました(言ってない)。
ヤマー 本人の前でぜひ言ってみてください。
マツ 遠慮しときます。
で、BEVなんですが。
ヤマー おまたせしました、BEVです。松尾さんが思い浮かべるであろうEVを指します。Teslaとかが代表的ですが、バッテリーとモーターで走るバッテリーEVを略したものです。
日本勢だと90年代にトヨタ「RAV4 EV」とかホンダ「HONDA EV Plus」、00年代に三菱の「i-MiEV」とか先発はいくつかありましたが、大きな話題になったのは日産「リーフ」ではないですかね。
初代モデルは10年発売、20年12月時点でグローバルで通算50万台売ってます。
マツ ハイブリッドのトヨタ、EVの日産というイメージがあった。ごめん三菱。
ヤマー ブランディングとしても成功してたと思いますが、14日の発表会で少し影が薄くなってしまったかも……。
マツ で、なんで、バッテリーEVなんてへんちくりんな言葉が出てきたのかという。これ、今回の最大の疑問ポイントなんですけどッ!
リーフが出てきた当時はBEVって呼んでなかったですよね。
ヤマー ですね。純粋にEVと呼んでました。
マツ ノートPCにバッテリーを積んでないのが出てきて、それでバッテリーノートPCって読んだり、スマートフォンをバッテリースマートフォンって言ったりするような感じに思えます。
ヤマー これ、今回BEVという名称を使ったトヨタの広報部に聞いたんですが、どうも海外では昔からバッテリーEV(BEV)という表記が一般的だったようで、それに日本も合わせたということのようです。
日本だと、内燃機関と電動車というカテゴライズで整理してたけど、海外では「電気を使って走るクルマはたくさん種類あるよね」って認識から、自然とバッテリーEVという言い方がされてきたのかもと。
マツ なるほど。まあ、いろいろと方式が分岐していったのと、一部にはマーケティングの面で、今はBEVって呼びたくなるんだろうなってのはなんとなく想像つきます。
ヤマー 確かに、トヨタはマーケティングに関してはかなり巧みですしね。あとはハイブリッドカー、水素、PHEV、BEV全部やると宣言してるので、電動車の中でもバッテリーEVとして明確化しておく必要があったと思います。
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ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?
経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。
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