ウィズコロナ時代のテクノロジー

コロナ禍で苦境に立たされる国際物流 AI導入で改善を狙う各国の動き(3/3 ページ)

国内ではAIによるコンテナターミナルを検討

 さらに日本では、港湾におけるコンテナの取り扱いを効率化するために、AI技術を活用しようという計画を検討している。

 国土交通省港湾局が進める「AIターミナル」は、港湾で働く熟練技能者の技術をAIにより分析・形式知化して若手技能者に継承したり、クレーンなどの関連設備の操業を自動化したり、積み置かれるコンテナの配置を最適化するなどして、コンテナターミナルの生産性を向上。

AIターミナルの資料

 それによって、「2023年度中に、コンテナ船の大型化に際してもその運航スケジュールを順守した上で、外来トレーラーのゲート前待機をほぼ解消することを目指す」としている。これはコロナ禍前に検討された計画であるものの、逆にパンデミックによる混乱が生じている今こそ、実現が期待される技術といえるだろう。

 私たちが日頃使用するさまざまな日常品、そして鶏肉のような一般的な食品、さらにはワクチンのような医薬品に至るまで、さまざまなモノが当たり前のように使えることの裏側を、物流が支えていることについて、パンデミックで実感した方も多いだろう。その意味で物流を支援する各種技術は、私たちにとって最大の「ウィズコロナ時代のテクノロジー」であるといえるかもしれない。

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

ウィズコロナ時代のテクノロジー

「ウィズコロナ」時代の到来が現実味を帯びてきている。こうした状況において、テクノロジーはどのように活用され、また世界を変えていくのか。この連載では具体的な取り組みを探る。

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR