リアル展示会「METAVERSE EXPO JAPAN 2022」に見た、日本のメタバースを支える理念と技術とサービス(2/4 ページ)
世界最大のバーチャル展示会・バーチャルマーケットを展開するHIKKYのブースでは、過去に開催されたバーチャルマーケットに入れるようになっていました。現実の展示会は常設タイプでもないかぎり、開催期間終了後は二度と体験することができません。すべての機材を保管するというのはコスト管理面からも現実的ではないからです。
しかしVRメタバース内のバーチャル展示会は、使用したデータが残る限り、いつでも再体験できるという可能性が残ります。事実、HIKKYは過去のバーチャルマーケットの一部をVRChat上で公開し続けています。
またHIKKYは、Vket CloudというVRメタバースプラットフォームを独自開発しています。Vket CloudはVRメタバースでどういった表現ができるのかを試せる場所として、個人・自治体・教育機関には無料で開放。仮想土地などを購入せずとも、自由に開発ができる場として提供しています。
Z世代から強く支持されているファッションフェスタ 東京ガールズコレクション(TGC)も、独自のメタバース空間でバーチャルTGCを展開しています。
近年、フォートナイトやRoblox、ZEPETOなどのサービスにおけるバーチャルファッション市場の伸びが目立っていますが、バーチャルTGCはECサイト連携によるリアルファッション販売プラットフォームを目指しているそうです。将来的にはリアルファッションと同デザインのバーチャルファッションも同時提供することも視野に入れています。
イラストコミュニケーションサービスを提供しているPixivのブースでは、3Dアバター制作ソフトウェア VRoid Studioを展示。素体となる3Dモデルの目や口などの形や、髪型、体型、衣類をカスタマイズして、簡単にVR向け3DファイルフォーマットであるVRMファイル形式のアバターを作成できます。
メタバース時代はデジタルデータの相互運用性が重視されていくとみられていますが、VRMフォーマットはclusterをはじめとした複数のVRメタバースプラットフォームや、VTuber向け配信サービス、アニメーション作成アプリに対応しており、現時点で相互運用性を実現しているデータとして注目に値します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR