遊んで学べる「Experiments with Google」(第14回)
Googleの新感覚パズル、絵画を並べるクロスワードに挑戦 ゴッホとゴーギャンの交差点って?(2/2 ページ)
ゴッホとゴーギャンの交差点って?
無事にクリアできたので、次のレベルに進む。「The Artists」(作家)というテーマに従って、縦に「Van Gogh」(ヴァン・ゴッホ)、横に「Gauguin」(ゴーギャン)の作品を並べていく。絵画に詳しくない筆者でも、ゴッホの作風は知っている。ゴーギャンは、確かタヒチに縁のあった画家のはずだ。では、ゴッホとゴーギャンの交わる作品とは何だろう。
取りあえず分かる作品から埋めていき、最後に残った1つを交差したところに当てはめたら見事クリアできてしまった。このゴッホとゴーギャンの両方に関係した作品に描かれているのは、自画像でおなじみのゴッホに似ている。しかし絵のタッチはゴッホと違う。
そこで作品の詳細を確認したら答えはすぐ判明した。「ヒマワリ」の絵に取り組んでいるゴッホを、ゴーギャンが描いたようだ。通りでこの内容とタッチになるわけだ。
気になって百科事典で調べたところ、ゴーギャンが一時ゴッホと共同生活をしていたことや、ゴッホが自分の耳を切り落とした事件にゴーギャンの影響があったといわれているといったエピソードが出てきた。
さらにVisual Crosswordsの「Learn more」でアクセスできる「Google Arts & Culture」のページから、オランダにあるゴッホ美術館の展示コーナーに飛ぶことも可能だ。こんなに間近で見られるなら、アムステルダムへ行ってみたくなる。
クロスワードを通して知る、写真の背景
せっかくなので「Fashion」(ファッション)テーマのクロスワードにもチャレンジしてみた。「Christian Dior」(クリスチャン・ディオール)と「Yves Saint Laurent」(イヴ・サンローラン)は聞いたことあったが、ファッション写真家の「David Bailey」(デイビッド・ベイリー)は初耳だ。
何度も失敗を繰り返してマスを全て埋められたので、気になっていた写真について確認してみた。左上にある写真のうつむいた男性は、ディオールの後継者であるサンローランで、ディオールの葬儀に参列した後の姿だという。何気ない写真だが背景を知ると急に深みが増す。ちなみに右上の写真は、ベイリーが撮影したサンローランのポートレートだ。
使いやすさの背景にGoogleの「Material Design」あり
Visual Crosswordsは、さまざまなアートに親しんでもらおうとGoogle Arts & Culture Labなどが開発した。単に作品を紹介するだけでなく、関係なさそうな作品の結び付きをクイズ形式で紹介している。
一見関係なさそうなものの間にも、ゴッホとゴーギャンや、クリスチャン・ディオールとイヴ・サンローランなど、交わる部分があると学べた。世界各地の作品をWebブラウザ上で動かしながら触れ、関連情報なども表示できるのはテクノロジーを活用するメリットだ。
このコンテンツでは、Google Arts & Cultureのコレクション約100作品を取り入れている。覆面作家「Banksy」(バンクシー)が登場する「Street art」(ストリートアート)の他、「Picasso」(ピカソ)やオランダの「Rijksmuseum」(アムステルダム国立美術館)といったテーマも面白そうだ。飽きることなく、Googleが考えるアート鑑賞の姿を体験できるだろう。
そしてVisual Crosswordsには、Googleが提唱するUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインの思想「Material Design」を反映している。Material Designは、ユーザーに取って使いやすいユーザーインタフェース(UI)の設計や、PCやスマートフォンといった端末の違いによるコンテンツ体験の差をなくすためのガイドラインだ。初見でもプレイしやすい背景には、こうしたデザイン面の影響もあるのかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
遊んで学べる「Experiments with Google」
AIやVRなど最新技術の実験的な応用例を紹介するGoogleのショーケース「Experiments with Google」を実際に試して遊んでレポートする。専門知識がない人でも楽しくIT技術の魅力に気付き、その可能性を学んでいけるようキュレーションする。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR