マネフォ、創業来最大の赤字でも”絶好調” SaaS ARRは43%増加し150億円突破(2/2 ページ)
採用好調、第3四半期で260人増 人件費拡大
売り上げが絶好調の中、赤字額が拡大したのは投資も加速したからだ。売り上げ好調のSaaS企業は広告宣伝費が増加する場合が多いが、広告費は想定していた見通しの下限からさらに下振れし約16億円にとどまった。
コスト増の主要因となったのは人件費だ。第3四半期だけで260人を採用した。「人件費がものすごく増えた。7億円のコスト増のうち5億が人件費増だ」(金坂氏)。中堅企業向けのセールス、マーケティング関連の人員を中心に採用したほか、4月に買収を発表したNext Solution社の44人が加わった。
全体としては売上高が計画の上限を超えて上振れする一方で、損益は計画内に収まっている。
絶好調の売り上げを背景に、第4四半期からは収益改善モードに入る。「第3四半期の18.7億円のEBITDA赤字が底。ここから赤字幅縮小のモメンタムになる」と金坂氏。
翌期となる23年11月期は、投資を継続しつつもEBITDAを改善し、24年11月期は再びEBITDA黒字化を果たすという方針を明らかにした。
マネーフォワードは21年11月期において、コミットしていたEBITDA黒字化を実現。その後、再成長のために赤字となる計画を発表した(記事参照)。継続的に30~40%の売上高成長を目指したが、結果的には40%を超える成長が継続。いったん黒字化の後、再度アクセルを踏み、赤字になりながら高成長を目指すというシナリオは狙い通りとなってきている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR