新「iPad Pro」先行レビュー M2の恩恵は処理速度だけではない その“進化ポイント”とは(3/3 ページ)
真価を発揮するのは“もう少し先”
M2チップセットによる圧倒的な高性能は、iPadOS 16によって実現するステージマネージャと外部ディスプレイのサポート(今年中にリリース予定)によって、さらに生きてくる。
当初、Mシリーズチップ搭載機のみとされたステージマネージャは、2018年以降のiPad Proと、iPad Air(第5世代)にも提供を拡大したが、合計8つのアプリケーションを動作でき、外部ディスプレイもサポートするのはMシリーズチップ搭載機のみとされている。さまざまなアプリを8つ同時に動作させるには、かなりの負荷が想定される。
しかし、MacBook Airに搭載され、普段から数多くのアプリの同時動作と外部ディスプレイをサポートしているM2チップにとっては、それは難しくないはずだ。
大画面を連携させて、Photoshopや、Davinci Resolve、大きなスプレッドシートなどを同時動作させながら仕事をする。そんな、従来のiPadからは考えられない世界を、iPad Pro M2とiPadOS 16は実現しようとしているのである。実際にそのフル機能を体験できる日々が今から楽しみだ。
円安による価格高騰 いまM1モデルを買うのはアリ?
さて、高い性能を獲得したのは素晴らしいが、円安の影響で価格もかなり高価になってしまっている。11インチモデルは12万4800円から、12.9インチモデルはなんと17万2800円からのスタートだ。
Apple製品は中古市場も比較的しっかりしているので、1~2世代前のiPad Proを買うのもひとつの選択肢だと思う。ちなみに筆者は、第3世代のiPad Proを利用しているが、筆者の用途では、不自由なく使えているほどだ。
しかし、プロのクリエイターにとって、M2チップが実現する動画編集のパフォーマンス向上、ステージマネージャによる複数アプリの同時動作、外部ディスプレイのサポート、「Apple Pencilによるポイント」などはかなり魅力的なはず。予算にもよるが、ここは最新モデルを買っておきたいところ。
もし、「Apple Pencilによるポイント」が必要なく、どうしても予算を削減したいのであれば、Apple M1を搭載しているiPad Proでも十二分に高いパフォーマンスが体感できるはずだ。新品が良いならiPad Airもある。円安で苦しい今だからこそ、こうした中古もひとつの選択肢として検討する価値はありそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR