小寺信良のIT大作戦
ご褒美に高級キーボードという選択 「REALFORCE R3S」の30gと45gを試してみた(2/3 ページ)
長年変わらぬ丁寧な作り
双方を並べてみても、見た目はまったく同じである。違うのはキー荷重だけだ。キー荷重とは、平たく言えば何グラムの力で押したときにキーが下がるかという、キーのカタさを表わす指数である。なおREALFORCEは、キーの場所によってキー荷重が変わる「偏荷重モデル」で人気を博したが、残念ながらR3Sシリーズで偏荷重なのは日本語配列のみで、英語配列の場合は30gか45gかどちらかを選ぶ必要がある。
荷重としてどっちがいいのかというのは、難しい問題だ。30gに対して45gは重そうに思えるが、実際には45gでも一般的なキーボードより軽く打鍵感がいいので、重さによる負担は感じない。
打鍵感の良さは、キーのぐらつきが少なく真っすぐ下に降りるために、無駄な力がいらないこと、押し込んだあとの「戻り」にパワーがあり、指の力を抜いただけで自然に押し戻してくれる特性によるものだ。機械スイッチ特有のカチカチした底打ち感がなく、スッと入ってスッと戻る。
キーボードのスイッチについて、昨今はやれ赤軸だ茶軸だと説明抜きに語られているところである。これはスイッチを押した際のフィーリングを、そのスイッチの軸の色で区別したものだ。一方REALFORCEのスイッチは、基本的にそうした議論の外側にある。なぜならば、スイッチの構造が全然違うからだ。
いわゆるメカニカルスイッチと呼ばれる、1個1個独立したスイッチを並べて作られたキーボードでは、スイッチがON、つまり文字が入力されるには、金属接点が触れあって通電する必要がある。
一方伝統的にREALFORCEが採用するのは、電極を使わない無接点方式のスイッチだ。電極の間を帯電させておき、電極同士の距離が狭くなる事による静電容量の変化を検出して、ON判定を行なう。従って、キーを一番下まで押し下げなくても反応する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
7
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
8
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
9
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
10
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR