荻窪圭のデジカメレビュープラス

今年はエントリー機がアツい! 初めてのデジタル一眼におすすめの4機種(1/4 ページ)

 そろそろデジタル一眼を使ってみたいという皆様、この夏はちょっといいカメラをもって出かけたい、作品を撮りたい、動画も撮りたいと思っている皆様。いい時期が来たかもしれない。

 ここ数年、スマートフォンの普及とそのカメラ性能の強化のあおりを受けてデジタルカメラ市場が縮小し、それに追い打ちをかけたコロナ禍もあり、新製品も減り、カメラ好きは不安に思ったものである。が、その間に着々と次世代への準備が進んでいたのだ……たぶん。

コロナ禍のデジタル一眼はハイエンド中心だった

 ここ数年のデジタル一眼の流れをまず振り返りたい。

 ざっくりいえば、2018年から19年にかけてニコン、キヤノン、パナソニックが、ソニーがほぼ独走していたフルサイズミラーレス一眼市場に参戦。21年にはソニーの「α1」、キヤノンの「EOS R3」、ニコンの「Z 9」と最高性能を追求した最上位モデルが登場し、Z 9は何カ月も待たねばならないほどの人気となる。価格的には70~90万円という一般のユーザーには手が出ないレベルだったが、ミラーレス一眼もここまで進化した、という意味でもすごく注目されたのである。

フラッグシップ機の先鞭を切ったソニーのα1。最新技術をコンパクトなボディに詰めこんだ逸品だが価格もフラグシップだった
メカシャッターレスという斬新さとその超高性能で人気となったニコン Z 9

 その反対にエントリーからミドルクラスの市場は停滞していた。

 デジカメ全盛期は新たに自分のカメラが欲しいという層がかなり厚くて、手頃な価格で提供すれば多くの人が動いたのだが、そこが弱くなっちゃったのだ。

 市場はそういう動きに敏感で、製品を見ても、エントリークラスの代名詞だった「EOS Kiss」は20年の「EOS Kiss M2」が最後(しかも初代Kiss Mのマイナーチェンジのようなモデルだった)だったし、ソニーのAPS-Cサイズミラーレス一眼であるα6xxxシリーズは19年の「α6600」(とエントリー機のα6100)を最後に動きが止まり、フルサイズのα7シリーズだけが進化するという状況だったのだ。

 高価なハイエンド機の性能がどんどん上がり、機械学習を駆使した高性能な被写体検出AFや電子シャッターを使った超高速連写、高性能なイメージセンサー、大きくて見やすいEVFなどカメラとしての魅力を高めていたのに対し、エントリー機は性能面でも停滞気味だったのである。

 ハイアマチュアやプロ向けのハイエンド機が売れても、魅力的なエントリー機が出続けないと新しくカメラの世界に飛び込もうという人がなかなか増えず、カメラ市場全体にとって良くないよね、と友人らとそんな話をしてた記憶がある。

 だがしかし、いつまでもそのままではないのだ。

 21年にちょっと動きが出る。

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

荻窪圭のデジカメレビュープラス

デジタルカメラ関連の製品レビューやコラムを掲載しています

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR