買えないSuicaカード、広がる「クレカのタッチ乗車」 Suicaの未来はどうなる?(1/5 ページ)
Suicaカードの販売中止が長期化しているが、JR東日本の公式回答によれば2023年度の下期(つまり年末)から徐々に回復を見込んでいるものの、24年度以降の見通しが現時点で立っておらず、現在では24年春ごろの販売再開に向けて最善を尽くしていくという。つまり今後半年程度での供給回復を見込んでいるが、まだ確実なことはいえない状況だ。
他方で、Suicaなど既存の交通系ICカード(10カード)を使わない新しい改札システムとして、クレジットカードの“タッチ”で公共交通を利用する「オープンループ」の仕組みが急速に日本でも普及を始めている。
鉄道系で改札システムにこれを採用したのは21年春の南海電鉄が最初だが、東京都心部でも、23年8月30日に東急電鉄が田園都市線での実証実験を開始する。そのため、「Suicaが間もなく消滅して新しい改札システムに置き換わるのでは?」という意見も散見されるようになった。
今回はSuicaカード販売中止に至る原因と、今後のオープンループとSuicaの関係の2つの項目について検証したい。
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