小寺信良の「プロフェッショナル×DX」
“誰でも使えるアドビ”こと「Adobe Express」に生成AIがやってきた プロならどう使う?(5/5 ページ)
PDFもいじれてしまう
PDFの中身をいじれるツールとしては、Adobe Acrobat Proが定番であろう。個人向けプランは月額1980円、法人向けグループライセンス版となると月額2200円と、なかなか高価である。
だがAdobe Expressの今回のバージョンでは、ドキュメント機能としてPDFがいじれるようになった。現在は期間限定で無料で利用できる。できる事は、画像のPDF変換、ファイル結合、ページの整理(順番入れ替えや回転)などのほか、中身の編集もできるようになっている。Powered by Adobe Acrobatとの表示があるので、編集機能はAdobe Acrobatに準ずるようだ。
試しにAdobe ExpressのプレスリリースをPDF化して読み込ませてみたが、テキスト編集などもちゃんとできる。一方プロテクトがかかったPDFファイルは編集できないなど、ちゃんとPDFの作法どうりの動作である。
ロードできるファイルは100MBまでだが、ページ数としては99ページ以下に限るようだ。報告書やマニュアルなど、ページ数の多いものは編集できない。
現時点では無料だが、有料化されても月額1078円なので、Adobe Acrobat ProやStandardよりも安いという事になる。
Adobe Expressは、現時点ではAI機能がβ版なので無料版でも使えるが、正式ローンチした際には有料版のみになるかもしれない。しかしAI機能のみならず、月額1000円ちょっとで使えるAdobe関係の「何でもツール」という立ち位置になっているので、グラフィックス関連の人なら有料版でも損はなさそうだ。
デスクトップアプリとは違って、使い勝手や機能構成の面で割と手戻りが多い感じもあるが、機能自体は難しい事をやっているわけではないので、プロ系のソフトが使える人なら難しくはないはずだ。おおっぴらに使ってますと公言できないかもしれないが、実はコッソリ使っている系のツールとして流行るかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
小寺信良の「プロフェッショナル×DX」
クラウド活用にリモート編集環境と、映像にまつわるプロフェッショナルの分野にDXの波が押し寄せている。プロの現場で何が起こっているのか。最新のITトピックを小寺信良氏が解説する。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
マンガ原稿をクラウドに上げただけでGoogleアカウントBAN Gmailも道連れ……日本では合法なのになぜ?
-
2
ドラマ「VIVANT」のワンシーンに映像制作界隈が「ぞっとする」 microSDカードを端子むき出しで手渡し
-
3
不正アクセスで「当選」が「落選」に改ざん ウルトラマンショップのLINE整理券システムで被害
-
4
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
5
日本郵便、荷物の本人確認をICチップ付き身分証4種に限定 スマホのマイナカードで受け取れる場合も
-
6
キヤノン、新デザインのフルサイズミラーレス「EOS R8 Mark II」発表 重量は約546g
-
7
無人タクシー、東京で来年運行へ GO、Waymo、日本交通が合意
-
8
メルカリ、ポケカ最新パックの出品禁止に
-
9
「GPT Astraでゲーム開発=ほぼソシャゲ」説を唱えたい 非エンジニアの挑戦は、廃課金への道か
-
10
ゲームショウで「リアルタイムデバッグ会」 来場者が見つけたバグをその場で直す 野田クリスタル
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR