サダタローのゆるっとマンガ劇場

映画「ゲゲゲの謎」クチコミで異例のヒット 劇場でマンガ家が見た“女性に人気”の理由とは?(1/6 ページ)

 水木しげるさん原作のアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の前日譚ともいえる映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が、口コミでじわじわと人気が出て、週末の観客動員数が3週連続で前の週を上回るという珍しいヒット作になっています。興行収入は11億5000万円を超えました(12月10日時点)。気になったので、ボクも見に行ってきました。

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は全国公開中。配給は東映 © 映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」製作委員会

 SNSではとくに女性層に人気のようで、ボクが見た劇場でも観客の7割ほどが女性でした。そして作品を見て、女性ファンが多い理由も分かった気がしました。

 今作の舞台は政財界を裏で操る龍賀一族に支配された哭倉村。龍賀一族の跡目争いに端を発する怪事件が起こります。行方不明の妻を探す鬼太郎の父親と、ある密命を受けて龍賀一族に近づく水木青年もその事件に巻き込まれていくのですが、この2人がとにかくカッコイイ! バディ感あふれる2人の活躍は、確かに女性を虜にするかもな……と感じました。

 物語の柱である怪事件も、横溝正史の作品を彷彿とさせるサスペンス仕立てで見ごたえ十分。ゲゲゲの鬼太郎のスピンオフとしてしっかり考えられたシナリオも秀逸で、大人の視聴に耐えうる、少しダークなゲゲゲの世界を堪能できると思います。一方で、鬼太郎の父親の背景となっている、奥さんのことなど少し説明不足と感じた部分もあったのは個人的には残念でした。

 そんなボクもラストシーンでは不覚にもウルッときましたし、口コミの評価が高いのも納得です。物語もそうですが、素敵なオジサン達の活躍が見たい人は劇場に足を運んでみてください。マジでカッコイイですから!

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サダタローのゆるっと4コマ劇場

漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語る4コマまんが新連載。たぶん週末に掲載します。

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サダタロー
サダタロー

1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixiv(http://pixiv.me/sadataro)やTwitter(@sadafrecce)でも活躍中。

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