VCに聞く「投資したい・したくないテックスタートアップ」
組織づくりのプロから見た「投資したくなるスタートアップ」は? リンクアンドモチベーションに聞く(1/2 ページ)
スタートアップにとっての悩みの種、資金調達。いわゆる“SaaSバブル”が崩れて以降、資金調達難に陥る企業も多く見られる。一方、政府が「スタートアップ5カ年計画」としてスタートアップの支援を掲げるなど、状況は大きく動いている。
資金集めが難しい局面では、当然それだけベンチャーキャピタル(VC)や銀行、投資家とのコミュニケーションの重要性も上がる。しかし、VCや投資家の考え方は広く共有されているものではなく、情報を集めにくい。
そこで、本連載ではVCなどスタートアップ投資に携わる人たちに、出資に当たっての考え方などをインタビュー。事業領域、指標、経営者の人柄……どんな部分に注目しているか聞く。
今回は、これまでラクスル、ビジョナル、アカツキなどに出資してきたリンクアンドモチベーションに取材。インキュベーション事業担当者である白木俊行さん(インキュベーション推進室 室長)に、投資に当たっての考え方を聞いた。
祖業はコンサル、なぜスタートアップに投資
リンクアンドモチベーションはコンサルティング事業を祖業とする企業だが、2014年にはインキュベーション事業も開始。きっかけはリーマンショックだ。「コンサルティングは成長軌道に乗っているタイミングでしか投資の対象にならない」(白木さん)こともあり、ダウントレンドのときにこそできる組織支援の形を模索した結果、投資事業を始めるに至ったという。
ただしその目的は投資による利益だけではない。「株式を持ち、半ば一心同体となって歩む。せっかくであれば、未上場時の支援によって、その後素晴らしい組織になったという“組織の傑作”を作る」ことが事業の目的という。つまりはコンサルティング事業のブランディングを兼ねるわけだ。
そのためインキュベーション事業では「組織をテコに成長させていきたい企業」(白木さん)への投資を重視。投資ラウンドは絞っておらず、国内外の区別もしていないという。1社あたりの投資額は非公開。これまでの投資先企業は以下の通りだ。
白木さんは投資の基準について「この組織でグロースすると決めているかが必要条件」と話す。どういうことか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
VCに聞く「投資したい・したくないテックスタートアップ」
VCなどスタートアップ投資に携わる人たちに、出資に当たっての考え方などをインタビュー。事業領域、指標、人柄……どんな部分に注目しているか聞く。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
-
9
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
10
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR