荻窪圭のデジカメレビュープラス
動画カメラの“本命”か──ソニー「ZV-E10 II」はスマホ世代に向けた秀逸な入門機(1/8 ページ)
個人の見解であるが、ソニー「VLOGCAM」シリーズの本命がやってきた、といって過言じゃないと思う。「ZV-E10 II」だ。
2020年の「ZV-1」以来、ソニーのVLOGCAMはコンパクトカメラ型が3モデル(無印ZV-1、ZV-1 II、ZV-1 F)、ミラーレス一眼が2モデル(APS-CのZV-E10、フルサイズのZV-E1)と5機種登場していたが、1型センサーのコンパクト機だといまひとつスマホとの差別化要素が弱いし、フルサイズセンサー機だと価格も上がるし、レンズも重く高価になるしで、ちょっとハードルが高い。
その点、ZV-E10はクオリティー的にもスマホと差別化できるし、コンパクトカメラ的な操作感で扱いやすいし、レンズを交換することでより撮影範囲を拡げられる。ただ発売以来数年が経ち、その後続々登場したVLOGCAMに比べると完成度で劣る点があったのだ。
要するに、ちょっと古いところができたわけで、そこをぐっとてこ入れしてきたのがZV-E10 IIなのだ。
でもって、これがなかなかVLOGと名付けながらも、カジュアルに写真も動画も撮れる楽しいカメラだったのである。
ZV-E10 IIがαと違うところ
基本的なところからいくと、ZV-E10 IIは本質的にはAPS-Cサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼。同社のαシリーズと違うのは、ボディ内手ブレ補正がないことと、メカシャッターを持たないことだ。
手ブレ補正は手ブレ補正対応レンズで行う。動画時は電子的な補正をかけるので光学式手ブレ補正はなくてもなんとかなるといえばなる。
動画時にアクティブ手ブレ補正をオンにすれば、画角はかなり狭くなるけれども、歩きながらの撮影くらいなら問題ない。派手に動くとさすがにアクションカム系には及ばないが、その辺は使い分けたい。
メカシャッターレスについては、特に高速なセンサーではないのでローリングシャッター歪みはそれなりにあるけれども、そこは大きな問題ではないと判断されたのだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
荻窪圭のデジカメレビュープラス
デジタルカメラ関連の製品レビューやコラムを掲載しています
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
6
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
7
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
8
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
9
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR