サダタローのゆるっとマンガ劇場
なぜ大作「ドラゴンエイジ」は発売4カ月でフリープレイに? キャラメイクに四苦八苦しながらマンガ家が悟ったこと(1/7 ページ)
PlayStationの有料サブスク「PlayStation Plus」に、月ごとに3本程度のゲームを購入せずにライブラリに保存して遊べる「フリープレイ」というサービスがあります。そして、この3月のフリープレイタイトルに「ドラゴンエイジ:ヴェイルの守護者」が含まれていました。発売は2024年10月31日ですから、わずか4カ月です。
本作は、特に海外で人気のRPGである「ドラゴンエイジ」シリーズの最新作です。前作からおよそ10年ぶりに発売されたということで、かなり期待されていたと思うのですが、ふたを開けてみればあまり売れなかったのでしょう。
売り上げ不振の大きな理由として、DEI(多様性・公平性・包括性)を強く意識した作品になっていることが挙げられます。本作は、販売前からDEIに配慮していることをアピールしていたのですが、ゲームの面白さよりもDEIに重きを置いているように見えるゲーム業界の動きに辟易していたゲームユーザーから反発を受けることになりました。
“DEIタイトル”の実際
今回ボクも遊んでみましたが、最初の主人公のキャラメイクからDEIへの配慮を強く感じました。性別とは別に「彼」「彼女」といった、自分の代名詞を選べたり、胸やお尻を大きくしてセクシーな体型にすることができなかったり、顔が整った、いわゆる美男美女を作ることが難しかったり……いくら頑張っても理想のイケメンが作れないので大変でした。
一方で、ゲーム本編ではそこまでDEIに配慮したエピソードは出てきません。ただ、その数少ないエピソードの熱量がすごく、表現もかなり直接的だったりするので、ゲームの世界観やストーリーの流れを阻害している印象は受けます(詳しくはマンガで!)。作品に思想を込めること自体は決して悪いことではないと思うのですが、それを伝えることが目的になってしまうのはよくありません。
それでも、ゲームとしては結構面白いと思います。敵と戦うアクション要素は、特に目新しいシステムではないものの、駆け引きや爽快感があって楽しいですし、主人公や武器の成長要素もやりごたえがあります。マップも探索しがいのある、ちょうどいい広さになっていますし、全体的に丁寧に作られているなと感じました。
ストーリーは、前作までの知識があること前提で語られるので、初見のボクにはよく理解できませんでした。それでも、遊んでいて楽しかったので、そういう意味ではシリーズのファンはもちろん、知らない人もプレイできると思います。何よりPlayStation Plusユーザーなら追加投資なしでプレイ可能! せっかくですからライブラリに保存くらいはしておいてもいいと思いますよ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
サダタローのゆるっとマンガ劇場
漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
2
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
3
くら寿司、10%割引の“適用漏れ”を謝罪 レシート持参で返金へ ちいかわコラボのお詫び施策
-
4
「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみスマホ 36万4800円から
-
5
iPhone 18シリーズ発表、今年はPro・Pro Maxのみ なんと“無印”なし 価格は21万9800円から
-
6
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
9
新型iPhone「高すぎ」「買えない」悲鳴……1台約22~57万円 「換算レート円安すぎ」の声も
-
10
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR