電卓ってまだ使う人いるの? 60周年迎えるカシオの事業展望 「着火ライター付電卓」など歴代端末はた目に語る(2/2 ページ)
その後、72年には大幅な小型化に成功した端末「カシオミニ」を発表。10カ月で100万台を売り上げる大ヒットとなり、電卓の歴史を大きく変えた1台とも呼ばれている。なお同年には、カシオ初の関数電卓「fx-1」も発売した。
カシオはその後もさまざまな電卓の開発に取り組んだ。83年には、クレジットカードサイズの世界最薄カード型電卓「SL-800」、85年にはグラフが描ける関数電卓「fx-7000G」、04年には教科書通りに分数などを表示できる数学自然表示機能を搭載した「fx-82ES」などだ。
中には、実験的な試みを取り入れた端末もある。78年に発売した「OL-10」は着火ライター付の電卓。佐藤事業部長は「ライターも電卓を持って……となるとポケットがいっぱいになってしまう。『じゃあ電卓にライターを付けてしまえばいいのでは』という発想がきっかけだった」と開発経緯を話す。なお、どのくらい売れたかは「分からない」とのこと。
他にも「端末が透ければ下に置いたものも見えて便利なのでは」という発想から開発した透明な電卓や、野球やボクシング、パチンコなどのゲーム付端末などのユニークな製品も過去に発売してきた。
同社は今後、電卓事業60周年を記念した施策を展開する予定。記念Webサイトを公開し、25日からはこれまで開発した約40モデルの特別展示を開催し、電卓と顧客の接点を増やしていく考えだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
携帯各社、熊本の一部で通信障害 震度7の地震で 他社回線につながる「JAPANローミング」開始【追記】
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR