CES 2026
赤ちゃん寝かしつけ時の“背中スイッチ”回避を支援するデバイス、タカラトミーとユカイ工学がCESで披露
抱っこして、やっと眠った赤ちゃん。しかしベッドに下ろした途端、まるでスイッチが入ったかのように目を覚まして泣き出してしまう──そんな“背中スイッチ”と呼ばれる現象に悩む子育て世代に朗報だ。
タカラトミーとユカイ工学(東京都新宿区)は、米国ラスベガスで1月6日(現地時間)に開幕するIT見本市「CES 2026」で、赤ちゃんの寝かしつけを支援するウェアラブルデバイス「necoron(ネコロン)」のプロトタイプを初めて公開する。理化学研究所の研究成果をもとにタカラトミーが開発を進めているもので、ユカイ工学はプロダクトデザインを担当した。
22年に理化学研究所、脳神経科学研究センターの黒田公美チームリーダー(当時)らが発表した研究成果によると、赤ちゃんが泣いている時に母親が抱っこして5分間連続で歩くと、泣きやむだけでなく、約半数の赤ちゃんが寝付いた。さらに母親が椅子に座って5~8分間待ってからベッドに降ろすことで、赤ちゃんが起きにくくなることを発見した(理研のプレスリリース)。
ネコロンは、赤ちゃんの足に取り付けるウェアラブルデバイス。スタートボタンを押すと赤ちゃんの状態を推定し、LEDがオレンジ色→緑色→青色に変化する。
オレンジ色の時は、赤ちゃんが落ち着いていないため抱っこして歩く。緑色に変わったら椅子に座っても良いが、ベッドにはまだ寝かせない。LEDが青色に変わったら、赤ちゃんは充分に落ち着いたため、ベッドに寝かせてみる。このように赤ちゃんの状況を可視化することで、起こさずにベッドに寝かせる最適なタイミングを知らせる仕組み。タカラトミーは「科学的なアプローチで育児の負担を減らす」としている。
タカラトミーはこれまでも、ぐずっていた赤ちゃんが泣きやむ「赤ちゃんけろっとスイッチ」、赤ちゃんの寝かしつけを“心拍リズム”でサポートする「ハグしてトントンねんねスイッチ」など、育児を支援する製品を送り出してきた。今回のネコロンも育児における“背中スイッチ”による負担を軽減するソリューションとして開発を進めており、「2026年頃」の市場投入を目指す。
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