IT経営者の本棚

令和トラベル経営層の本棚をのぞき見 旅行アプリ「NEWT」開発元、取締役や執行役員の愛読書は(3/3 ページ)

小野吉昭執行役員CAOの本棚・愛読書

読んでいる本についての全体的な傾向

 自分の本棚を眺めてみると、「理系」と「体育会系」どちらの要素もあります。「DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門」(榊淳著)「A/Bテスト実践ガイド 真のデータドリブンへ至る信用できる実験とは」(ロン・コハヴィほか著)、それに最新の「Amazon Bedrock 生成AIアプリ開発入門」(御田稔、熊田寛、森田和明著)は、データを武器にどう勝つか、どう仕組みを作るかを論理的に突き詰める、CAOとしての武装のようなものです。

 一方で、「キングダム」(原泰久著)「アオアシ」(小林有吾著)、そして僕の原点である「アツイコトバ」(杉村太郎著)は、情熱的な面が強く、人生においても大事にしているところです。いくら高度なAIやデータがあっても、最後は人の情熱や泥臭い決断が事業を動かすと信じているところがあります。

印象に残っている本

 1冊目は「DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門」です。旅行の会社でデータを使うならぜひ読むようにと当社CEOからおすすめされた、まさにCAOのためという1冊。データ分析という手段のノウハウだけではなく、その目的である「誰に、何を」の大事さ、定性(インサイト)の重要性を教えてくれます。

 2冊目は「アツイコトバ」です。自分が大学生のときから、大事な決断をしたり、悶々としたりといったタイミングで読み返してきた、相棒のような1冊。決めることは捨てること、頭だけで考えるな、思うままにやれなど、自分を形作ってくれた言葉がたくさんあります。ロジックで仕組みを構築する一方で、魂を揺さぶるアツイ言葉が、私の行動の源泉になっています。

プロフィール

 総務省にて、住民票コンビニ交付の立ち上げなどの官民連携事業に従事し、自治体IT・個人情報保護の制度設計に携わる。その後リクルートに入社し、マーケティング分野のデータサイエンス活用をリードし、SaaS領域のマーケティング部門を統括。25年7月に令和トラベルにジョインし、データドリブンな意思決定の基盤とカルチャー構築を推進。2026月1月より執行役員CAO(Chief Analytics Officer)に就任。

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