小寺信良のIT大作戦
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー(3/5 ページ)
ドライアイスを使う冷却ジャケット
NBKマーケティングが展開しているのは、ドライアイスを使う冷却ジャケットだ。板状のドライアイスを8個挿入できるレギュラータイプ、4個挿入できるライトタイプ、ハーネスの上から装着できるハーネスタイプがある。レギュラータイプは上下逆に装着することで、首回りを重点的に冷やすスタイルとして着ることができる。
-79℃のドライアイスで強烈な冷却効果が得られるが、その背景には粉塵などが舞う現場ではファン式ウェアが使えないという課題があった。また熱源の近くの作業では、ファン付きウェアでは熱風を吸い込んでしまうため、思うように冷却効果が得られないケースがあった。こうした問題を解決するソリューションである。
ドライアイスなんてそう簡単には手に入らないが、そこは独自の供給システムが構築されている。複数の供給元から専用トラックで、板状になったドライアイスを各現場へ配送してくれるのだという。配送エリア外にはクール宅急便や、専用の「通い箱」を使って配送するという方法もある。「通い箱」は次の配送時に回収するので、現場で発泡スチロールなどのゴミが出ない。
持続時間は3時間超。ドライアイスは気化してなくなってしまうので、水も出ず、どんどん軽くなる。専用のドライアイス保管ボックスもサービスで提供してくれる。ドライアイスの発注は専用サイトから1カ月単位でスケジューリング可能。また気象予報と連動して、ドライアイスの消費量を計算してくれる機能もある。
同様のジャケットを使って、氷で冷やすアイスパックジャケットも製品化した。ドライアイスは溶けると二酸化炭素を放出するので、マンホール、貯蔵タンクなどの密閉空間では酸欠になる恐れがあり、使えなかった。こうした現場向けに企画されたもので、専用の保冷パック(アイスパック)を凍らせて使用するため、溶けても水浸しになりにくいのがポイント。
密閉空間でなくても酸欠は気になるところであるが、同社では酸素濃度計もレンタルしており、安全対策が徹底されている。
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小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
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