大阪万博の関係者情報が漏えいか 再委託先のMicrosoft 365アカウントに不正アクセス
2025年日本国際博覧会協会(以下、万博協会)は8月20日、催事業務などの再委託先が不正アクセスを受け、大阪・関西万博の関係者やイベント出演者の個人情報を含むメールと添付ファイルが漏えいしたおそれがあると発表した。現時点で、一般来場者の個人情報が含まれていたことは確認されていないという。
5月13日、再委託先の従業員が海外企業を装うフィッシングメールを受信したことを発端に、再委託先のMicrosoft 365アカウントが不正アクセスを受けた。再委託先は同日中にアクセスを遮断した。不正アクセスの対象となった可能性があるのは、万博協会の委託業務に関するメールとその添付ファイルに含まれるデータのみで、その他のデータへの不正アクセスは確認していないとしている。
万博協会は委託先に対し、催事施設の統括・運営管理や、参加国・国際機関などが万博で行う催事に関する業務を外注しており、委託先がこれらの業務の一部をさらに再委託していた。
漏えいのおそれがあるのは、委託先・再委託先の従業員を含む関係者やイベント出演者の個人情報。再委託先が送受信したメールの送受信者の氏名・所属・役職・メールアドレスや署名に含まれる電話番号、委託先などの従業員の氏名・勤務シフト・担当業務、見積書・請求書に記載された担当者情報が含まれる。
イベント出演者については、氏名・肩書・写真に加え、スピーチ原稿や進行台本、ステージへの登壇・退場動線なども対象という。クレジットカード情報は確認されていない。
20日までに、今回の不正アクセスによる個人情報の不正利用などの二次被害は確認されていない。ただし万博協会や関係者を装う電話・メールが送られる可能性があるとして、心当たりのない連絡に記載されたリンクや添付ファイルを開かず、送信元を十分に確認するよう呼び掛けた。
万博協会は、委託先などにおける安全管理措置やインシデント報告体制、再委託先の管理、保有する必要のなくなった個人情報の廃棄・消去などの状況を確認するとともに、あらためて情報管理の徹底を求めている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
個人向けGeminiのモデル選択が厳格化 無料ユーザーが使えるのは「Flash-Lite」のみに
-
2
「Androidのマイナンバーカード」提供へ 20日から 物理カードなしでも本人確認など可能に
-
3
「OpenAIの文化は壊れている」──安全性報告書を統括した従業員が退社し、寄稿
-
4
タイムズカー漏えいで集団訴訟の動き、登録3000人弱 呼び掛けた弁護士に聞いた──「謝罪で済む案件ではない」
-
5
再び浮上した「クレカ表現規制問題」 クリスタやpixiv FANBOXの騒動からマンガ家が感じた不安と焦り
-
6
「アバハウス」全顧客の情報漏えいか 会員・受注DBに不正アクセス 「不審な返金メール届いた」報告で判明
-
7
第一生命に不正アクセス 従業員情報12万人分漏えいか 退職者も対象
-
8
免許証の悪用防ぐ届出集中、CIC・JICCで手続き遅延 タイムズカー情報流出直後に
-
9
貧乏な子どもが“稼げる大人”になる条件とは? 米ハーバード大などがFacebook7000万アカウント超から分析 2022年にNature掲載
-
10
Google「AI Plus」4割値下げ、月725円に ストレージ倍増、価格攻勢でシェア拡大へ
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR